リップルとビットランドが宇宙へ旅立つ日 人類火星移住計画とアフリカ単一起源説

暗号通貨を始めると、すぐに宇宙と深い関係がある事に気づく。アフリカで活動するStellarのロゴは宇宙船であり、通貨であるLumenは光束の単位を表す。Rippleの波紋の由来も、一般相対性理論の「重力波」や、量子力学の「波動力学」から来ているに違いありません。Stellarの創業者は、Rippleの創業者でもあります。当然、暗号通貨本来の目的やビジョンを共有していたはずです。

Fintechから始まる暗号通貨を探求していると、必然的に「時間」に辿りつきます。そして、時間は人類の起源(神の存在)まで辿りつかないと本質を理解出来ません。私達は、量子コンピュータとも深い関りがある、物理学さえ学ばなければならないようです。

「私達はいつ月に行けるのでしょうか?」

2017年11月、東京で行われたRippleの初めてのミートアップで、参加したユーザーから最初にこのような質問がされたそうです。XRP市場の担当ミゲル氏は、その質問に困惑したと言います。そう、なぜなら私達の最適な目的地は、月ではなく火星だからです。

太陽系で最も人類の移住に適している惑星は、重力や大気、水などの資源の点で月より火星だと考えられています。SpaceX社は2024年に、NASA(アメリカ航空宇宙局)は2030年前半に火星移住計画を進めています。
イーロン・マスク氏は、火星で自立型の持続可能な文明を構築するには、少なくとも40~100年の間に100万人の移住が必要になると予想しています。火星都市の建設が進めば、エンケラドス(土星の衛星)やエウロパ(木星の衛星)などに燃料の貯蔵所を建設し、更に冥王星やタイタン(土星最大の衛星)にも作れば、太陽系のより広いエリアへ自由に行けるようになると言います。

2016年には太陽系に最も近い系外惑星、映画アバターの舞台「パンドラ」のモデルになった「プロキシマ・ケンタウリb」が発見されています。地球に似たプロキシマ・ケンタウリbは、約4.2光年と地球から極めて近く、ブレークスルー・スターショットという無人探査計画が提案されています。

未来学者レイ・カーツワイル氏は、シンギュラリティに到達した人類は、2079~2099年には全宇宙を征服すると予想しています。これらは決して遠い未来ではなく、今世紀中にやって来る可能性のある未来です。人類が異なる惑星に移住し、銀河を二分する争いが起こる「暗号通貨ウォーズ」の世界では、きっと現地惑星通貨建てで決済出来る、銀河統一通貨も必要になって来るでしょう。

以下「マーズ 火星移住計画」を読めば、火星の詳細や人類の移住計画における課題など、多くの事を学ぶ事が出来ます。

マーズ 火星移住計画

マーズ 火星移住計画 [単行本]レオナード・デイヴィッド日経ナショナルジオグラフィック社2016-11-11

アフリカから誕生した人類は、氷河期に新たなフロンティアを求め世界へ拡大した

 wikipedia

10兆円ファンドを立ち上げた孫さんは、300年先の人類の姿、社会、テクノロジーを見ていると言います。つまり世界の巨額なマネーは、それぐらい先を見据えて動いていると言えます。私も、当初20年スパンで物事を捉えていましたが、今では150年先を意識しています。


シンギュラリティは、人間文明に計り知れない変化をもたらすかもしれないと言われています。しかしながら、人類史を遡れば「それらはほんのわずかな変化でしかない」と考える事も出来ます。未来を予想するなら、過去の歴史を学ぶ必要があります。今回は貨幣の歴史を超えて、人類の歴史について学んで行きたいと思います。


自然人類学では、ホモ・サピエンスに進化した現生人類は、20~15万年ほど前にアフリカから誕生したという、アフリカ単一起源説が有力な学説と言われています。(ミトコンドリアDNAの分析では14万3000年前±1万8000年)

DNAは生命体の設計図である分子の配列を示し、この学説は遺伝子分析を基に裏付けがされています。人類は突然変異によって誕生した「ミトコンドリア・イブ」という遺伝子を持つ、アフリカの女性がいる小さな集団から世界へ広がっていったと考えられています。この論文は、ダーウィンが推測した「人類のアフリカ起源説」を裏付ける証拠にもなっています。


あなたの祖先は、8万年前に訪れた氷河期に荒れ果てた地域から食料を求め、危険を冒して新たなフロンティアを目指し拡大して行きました。そしてそれぞれの気候などの自然環境に適応する為に、遺伝子を変え体格や肌の色を変化させて行ったのです。黒い肌が白い肌に変わるには、2万年もかかるそうです。


その後共通の祖先を持つ人類は、戦争を起こして大帝国を築き、技術を発達させ、新たな文明を開花させて行きました。今から1万年前には世界の隅々まで広がり、僅か7000世代で現在に至ったそうです。

第四次産業の目的である超人(SUPER HUMAN)は、宇宙に移住し多惑星種になる為

ここまで人類史を学べば、あなたもトランスヒューマニズムの目的を理解する事が出来るでしょう。地球に住む人類は、人口爆発による資源の枯渇など様々な問題を抱えています。イーロン・マスク氏は、人類には永遠に地球にとどまり最後は絶滅するか、宇宙に生きる文明(多くの惑星間で繁栄する多惑星種)になるか2つの選択肢しかないと言います。どうやら人類は危険を冒して多惑星種になり、宇宙環境に適応する為に進化しなければならないようです。

サウジアラビア(NEOM)や中国など、アフリカや中東、東南アジアで広がりつつあるスマートシティにおける再生可能エネルギーのノウハウも、長期的に火星と繋がっていくと予想出来ます。火星都市の建設には、厳しい気候と大気汚染、宇宙放射線と赤外線、地球と比較した場合の重力(0.375倍:8分の3)、地球に依存しない形で持続的に材料を調達する能力など、多くの課題が存在します。超知的生命体であるロボットは、宇宙空間における厳しい作業現場で、きっと人類を強力にサポートしてくれるに違いありません。

オランダの非営利団体マーズワンも、火星への移住を計画しています。このプロジェクトは政府による支援もなく、僅かなパートナー企業の協力のみで行われています。マーズワンは二度と地球に戻る事はない「片道切符」のプロジェクトです。しかしながら、火星で人類が永住するのには多くの問題があります。人類が火星で暮らせるようになるには、「水」「酸素」「生存に適した気候」の3つの要素が欠かせません。

ISAE SUPAEROがDARPAと並びBitlandに注目!

フランスのISAE SUPAERO(国立宇宙航空学校)は、サイバーセキュリティのブロックチェーンのユースケースとして、DARPA(国防高等研究計画局)と並びアフリカでNGOが進める、Bitlandを論文で取り上げています。 Bitlandは米国空軍で13年半過ごした経歴を持つ、Elliot Hedman氏がCOOを務めています。1967年に発行された宇宙条約第2条では、いずれの国家も天体を含む宇宙空間に対して、領有権を主張することは出来ない形になっています。

パーソナルデータはインターネットにおける新しい石油になると言われます。一方で、水も宇宙において新たな石油になると言われています。水は人類の生活だけでなく、電気分解して水素と酸素にする事で、探査機や人工衛星のロケット燃料にしたり、燃料電池の形でエネルギー源として利用する事が期待されています。今後宇宙資源開発の市場は数兆円を超えるとも言われていますが、宇宙に存在する資源に関しては、各国が独自に条約を解釈しているのが現状のようです。

リープフロッグと呼ばれ、アフリカ大陸などの発展途上国では、土地登記へのブロックチェーンの導入が期待されています。人類の新たな移住先にブロックチェーンテクノロジーが検討される事は、もはや自然な流れと言えるでしょう。火星における未登記の土地は無限大です。当然将来莫大なインフラ投資が必要になる事も予想されます。

ひょっとしたら、8万年前人類が危険を冒してアフリカから世界へ拡大していったように、アフリカ発のBitlandが宇宙という新たなフロンティアの開拓に一役買うのかもしれません。はたして黒人活動家Chris Bates氏には、そんな偉業を達成する力があるのでしょうか?
…ノーコメント。20年ぐらい星空を見ながら、そんな妄想をして楽しむのもありかも知れません。(笑)

信じるか信じないかはあなた次第です。

カルダノステークプール【OBS】

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