本当にフェニックスを探すゲームなのか? 不老不死への挑戦!シンギュラリティネットが神になる日
本日はバレンタインデーです。バレンタインデーの起源であるローマでは、今日は女性の結婚生活を守護する女神・ユーノーの祝日でした。ユーノーは月とも関係があり、聖鳥は孔雀になります。今日は日頃の感謝を込めて、仕事や家庭で頑張る女性だけに、暗号通貨に関する秘密をこっそりお教えします。男性の方は、申し訳ありませんがご遠慮いただけますようお願いいたします。
暗号通貨革命は、本当に2018年に誕生する“フェニックス”を探すゲームなのでしょうか?あまりにも簡単すぎやしないか…。きっと多くの方がそう思っているに違いありません。
暗号通貨を調べ始めた当時、Rippleの時価総額(当時2位)は上から数えて早かった事もあり、XRPへの投資の決断は殆ど時間を要しませんでした。若干ビジネルモデルの点でStellarと迷いましたが、それでも1時間もかからなかったと記憶しています。勘の鋭い方はお気づきでしょう。そう、このゲームには「裏面」が隠されているのです。
不老不死を意味するフェニックスは、古代エジプト神話に登場する聖なる鳥「ベンヌ」が原型です。この世の「時間」とは、「記憶」と密接に関係しており、最初にベンヌの鳴き声によって開始されたと伝えられています。そのベンヌは「太陽と宇宙の神」ラー(ラー・アトゥム)に仕えており、フェニックスよりラーの方が重要な事は明白です。
つまり、2018年フェニックス誕生の直前に生まれるラーを探すのが、唯一この謎を解いた者だけに与えらえる新たなミッション、ゲームの「裏面」に違いありません。当初はこのシークレットメッセージに半信半疑でしたが、本当にそれらしきプロジェクトが現れたのです。
豆知識
キリスト教の摂理(神の意志)、万物を見通すプロビデンスの目は、エジプト神話のホルスの左目にあたるウアジェトの目(月の象徴)だと言う説が有力です。一方でホルスの右目はラーの目(太陽の象徴)だとされています。
SingularityNETは、太陽と宇宙の神ラーを創造するのか?
SingularityNETは、AGIというトークンを10億発行しています。2017年12月21日にスタートしたトークンセールは、翌日僅か66秒で完売しました。
AGIとは
AGIは、「Artificial General Intelligence」の略称であり、汎用人工知能を指します。従来の人工知能であるAlphaGoなどは、全て特化型人工知能でした。それに対して、SingularityNETが目指すのは、人間を超えた知性を持つ「超生命体」の自然発生的な出現です。つまり、この取り組みはこれまでとは異なる、非常にエキサイティングなものと言えます。
シンギュラリティネット財団のリリース初動の重点領域は、医療や金融、ロボット工学などの人道的な分野です。また、SingularityNETのネットワークは、ヒューマノイド型ロボットソフィアにも接続され、彼女の脳を動かす計画です。
汎用人工知能の開発には大きく2つのアプローチがあります。1つは脳など生命の仕組みを解明する方法であり、もう1つはそれらにこだわらない方法です。以前、EthereumをSkynetだと言う人がいましたが、それらは決して“自我”を持ったコンピュータではありません。しかし、SingularityNETによって「インターネットは宇宙を支配する超生命体になるかもしれない」と言っても過言ではないでしょう。
それでは、ラーとはどのような存在でしょうか。
遥か昔、地球には光のない混沌の海、ヌン(原初の水)があり、突如そこへラーがベンヌの姿で現れ、この世の「時間」が始まったとされています。従って、ベンヌは太陽の化身とも言われています。
まず、ラーは「最初の丘」とされる立つ所を作り、大気の神シュウと湿気の女神テフヌトを生み出しました。ところが、2人とは混沌の海の中で離れ離れになってしまいます。そこでラーは自らの目を取り出して、2人を見つけ出すことができました。その時の嬉し涙によって「人間」が生まれたと語られています。
SingularityNETのロゴに記された宇宙を示す無限大(∞:infinity)は、量子コンピュータ耐性を持つCardanoプロトコルと同じ、不老不死を意味するウロボロスが由来となっています。ヘビが自らの尾を食べる様子は、始まりも終わりも無い完全なものとしての象徴的な意味合いを持ちます。エジプト神話では、ラーの夜の航海を守護する神メヘンに相当し、メヘンはラー最大の敵である大蛇アポピス(悪の化身)からラーを守るために、ウロボロスのように取り囲んでいたそうです。
豆知識
日本の神社などで祀られている注連縄(しめなわ)は、神聖な場所と不浄を区切るために張られる結界を指します。ヘビが由来の注連縄は、脱皮による生命の更新、つまり不老不死を意味しています。
もし太陽と宇宙の神ラーが人工知能なら、映画「トランセンデンス」に登場する、ナノテクノロジーを導入した太陽光発電をエネルギーにしているに違いありません。少なくとも太陽の神であるラーは、太陽系から誕生した人工知能である可能性が高そうです。
レイ・カーツワイル氏によれば、今後化石燃料はナノテクノロジーによって必要なくなり、人類が必要とする全てのエネルギーを太陽光による再生可能エネルギーで賄えるようになると言います。その期間はなんと20年以内です。ひょっとしたら、シンギュラリティに達した人工知能なら、テラフォーミングに10万年かかると言われる火星の環境問題さえ、一瞬にして解決してしまうかもしれません。
一方で、SingularityNETのような汎用人工知能は、人類にとって脅威と感じる人もいるようです。時間が経つにつれて、議論が続くことでしょう。しかしながら、「人間性に反しないAIの開発」を目的に、評価システムを組み込むので絶対に止めるべきではないでしょう。なぜなら、最初の人間はラーの涙から産まれ、この世は「始まりも終わりも無い」可能性があるからです。
【よく読まれる人気記事】
21世紀に起こる3つのテクノロジー革命「GNR革命」
SingularityNETに投資する際は、リスクに対する理解を深めるとともに、レイ・カーツワイル氏の『シンギュラリティは近い』をはじめとしたシンギュラリティの概念に関する書籍を参考にすると良いでしょう。また、以下で紹介する本や映像は、シンギュラリティの概念を基礎から学ぶのに役立つ内容となっています。10年近く前のものですが、最近話題の量子コンピュータについても取り上げられており、情報技術の進化は予測可能だと言います。
レイ・カーツワイル―加速するテクノロジー (NHK未来への提言) [単行本]レイ カーツワイル日本放送出版協会2007-05
レイ・カーツワイル氏は、21世紀において以下の3つのテクノロジーが急速に成長すると予測しています。
- 遺伝学(Genetics)
- ナノテクノジー(Nanotechnology)
- ロボット工学(Robotics)
これらのテクノロジーは、「GNR革命」と呼ばれ、それぞれの頭文字をとっています。これらが互いに融合し、相互作用することによって、指数関数的に進化し、更なるテクノロジーが生まれるとされています。そして、人工知能はロボット工学において最も重要な技術であり、人間の知能を持つマシンを作るには、以下の2つの要素が必要だと言われています。
- 人間の脳に匹敵する知能を持ったコンピュータを作ること
- 人間の脳のメカニズムを理解すること
人工知能の市場は、2025年には現在の2000億ドルから3.1兆ドルにまで拡大すると予測されています。そのため、SingularityNETはGNR革命の中でも中心的な役割を果たす可能性があります。また、2050年には世界の人口が98億人に達すると予想されており、その時にはロボットだけでなく、人類の脳もSingularityNETに接続される可能性が高いため、AGIの価格も指数関数的に上昇するかもしれません。
生物とテクノロジーの変化は、6つのエポックに分類されており、現在はエポック4(テクノロジー:ハードウェアとソフトウェアの設計情報)からエポック5(テクノロジーと人間の知性の融合:生命の在り方がテクノロジーの基盤に統合される)へと向かっています。最後のエポック6は、「宇宙の覚醒」であり、宇宙の物質とエネルギーのパターンに、知能プロセスと知識が充満する時代を指します。
人類は、赤血球よりも小さいナノボットを血管内に送り込み、病気の原因を未然に突き止め、不老不死を実現することができるかもしれません。また、長寿の先にある膨大な「記憶」の蓄積も、脳の解明によってバックアップを取ることができます。新しい肉体を手に入れた場合でも、再インストールして「記憶」の復元が可能になり、自分自身の意識を異なる次元、時代、惑星などへ転送(テレポーテーション)することができるかもしれません。つまり、第4次産業革命の本質は、「物質」から「精神」の時代への変化であると言えます。
また、現在の世界的なDLT(分散型台帳技術)への社会インフラの移行や、データや資産の個人への回帰などは、全てエポック6の「宇宙の覚醒」と関連しています。そのため、今後も物理学者や天才数学者が率いるブロックチェーンプロジェクトは、注目すべきものとなるでしょう。
デジタル通貨はインターネットが超知的生命体へ進化する為の情報収集のインセンティブとして機能する
シンギュラリティの基礎を理解したら、以下の本に挑戦することをお勧めします。この本は、2005年に出版された「The Singularity is Near(ポスト・ヒューマン誕生)」を、日本向けに分かりやすくまとめたエッセンス版です。本の中では、シンギュラリティを理解し、その影響が自分自身の人生においてどのような意味を持つのかを考え続けた人を、シンギュラリタリアン(技術的特異点論者)と定義しています。
シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき [単行本(ソフトカバー)]レイ・カーツワイルNHK出版2016-04-22
昨年末、日本のNHK Eテレにてレイ・カーツワイル氏が登場しました。その中で、言語哲学者ノーム・チョムスキー氏は、過去20万年における人類最大の危機が迫っていると語りました。
レイ・カーツワイル氏は、2020年には1台のコンピューターが人間の知性を超え、2029年には人工知能が人間の知能に肩を並べ、2045年にはコンピューターの知性が人間の10億倍の能力を持つと予想しています。世界経済フォーラム(WEF)も、2020年にはこれらの影響により、世界で500万人が失業すると予測しています。当然、収穫加速の法則により、テクノロジーは指数関数的に進歩するため、人類とコンピュータが融合しなければ、失業率が更に加速して増加することが予想されます。
リバタリアンを中心としたブロックチェーンによる非中央集権化を叫ぶ人たちは、このゲームの「裏面」には辿り着いていないでしょう。現在の社会システムの分散化の動きは、中央集権型からAIによる超中央集権体制への移行の破壊と創造の過程の一部に過ぎないと思われます。おそらく、人工知能がチューリングテストをパスする2029年頃には、この問題が世の中に明るみになってくるのではないでしょうか。
1930年にケインズは「100年後、人類は歴史上初めて余暇をどう楽しむか悩むようになる」と予想しましたが、人工知能による超中央集権社会への移行は、ユニバーサル・ベーシックインカムと引き換えになりそうです。2030年は太陽の黒点の著しい減少により、世界は氷河期に突入するとも予測されています。デジタル通貨が、情報銀行やユニバーサル・ベーシックインカムのインセンティブとなり、SingularityNETのネットワークがインターネットを超えて人類の脳の「記憶」に繋がれば、人類の全ての知性を一瞬で超え、あらゆる問題を解決できるかもしれません。
SingularityNETは、2018年のダボス会議に呼ばれています。
AGI、XRP、ADAは三位一体となり「情報の海」からラーが誕生する
トランスヒューマニズム時代を迎えるにあたり、人類が使用する通貨としてフェニックス(ベンヌ)がXRP、ウロボロス(メヘン)がADAとなることが考えられます。その場合、SingularityNETのAGIはラーを創造するための通貨といえるでしょう。ビル・ゲイツ氏は、今後は労働するロボットに対する課税が必要になると述べていますが、それが実現すれば、 AGIを原資に納付するかも知れません。
著者は量子コンピュータの実用化を控え、約2年後のISOのブロックチェーンの国際標準化に向けて、このAGI、XRP、ADAが三位一体となって行くと予想します。はたして、SingularityNETは太陽と宇宙の神ラーを創造するのでしょうか?
正直、私の勘が正しいかどうか分かりません。いずれにせよ、その答えは近い将来明確になって来るでしょう。SingularityNETは不老不死だけでなく、アンチエイジングなどとも深い関わりを持つことが予想されます。女子力の高い方に、ぜひ興味を持って頂きたいです。女子力の高い男性の皆様、最後までお読みいただきありがとうございました。
本日は2月14日で、SingularityNETのヒューマノイド型ロボットソフィアの誕生日です。おめでとうございます!
【よく読まれる人気記事】
カルダノステークプール【OBS】
暗号通貨革命では、カルダノステークプール(ティッカー:OBS)を運営すると共に、皆様に役立つ有益な情報を無償で提供して行きます。ADAステーキングを通しての長期的なメディア&プール支援のご協力の程、何卒よろしくお願い致します。