XRPレジャーのアカウント削除機能で不要口座から15XRPを取り戻す方法

XRP Ledgerの口座削除機能の概要

XRP Ledger version 1.4.0より、不要になったXRP Ledger(XRPL)のアカウントを削除することが可能になりました。アカウントの削除にかかる費用は5XRP(燃やされます)で、これにより今まで取り出す事が出来なかった口座のアクティベート費用(準備金)20XRPの内、15XRPを取り戻す事が可能です。

なおアカウントを削除しても、過去のXRPL上の取引履歴は全てブロックチェーン上に残り、再度20XRP以上の準備金を入金すれば、アカウントを再利用する事も可能です。また、現在15XRPの返金先に取引所のアドレスは使用出来ませんので注意して下さい

基本的にアカウントを削除するには、まずP2PウォレットアプリXUMM(サム)に不要なアカウントをインポートして、XRP Toolkitの口座削除機能で手続きする必要があります。今回は、こちらのやり方を紹介したいと思います。

1)XUMM(サム)に削除したい口座をインストールする

まず、削除したい不要口座の秘密鍵(シークレットキー)を、XRPウォレットアプリXUMMにインポートしましょう。XUMMのアプリのインストールから秘密鍵の復元については、下記の記事で画像付きで解説しています。まだXUMMのアプリを持っていない方や、やり方の分からない方はご覧ください。

2)XRP Toolkitでアカウント削除の実施

秘密鍵から復元が終わったら、アカウントの削除を行う為に「XRP Toolkit」にアクセスします。

1.「XRP Toolkit」にアクセス
2.「Connect Wallet」をクリック

3.今回は、Xumm Appを選択して「Connect to Xumm」をクリック
4.表示されたQRコードをXummのアプリで読み取り連結

5.XUMMの削除したいアカウントで、下部中央のスキャンボタンを押してカメラを起動し④のQRコードを読み取る
6.トランザクションの確認が表示されたら「受け入れる」をクリック
7.FaceIDでトランザクションの認証を実施
8.「署名しました!」が表示されたら「閉じる」をクリック

9.アカウントがXRP Toolkitに接続されたら、左上の「Account」から「Properties」をクリック
10.右下の「Delete Account」で「Proceed」を選択

注意

⑪の返金先には、XUMMまたはLedgerデバイスのような自己管理用のウォレットアドレスを使用し、絶対に取引所のアドレスは使用しないで下さい。但し、返金先をLedger Nano Sのアドレスにした所、なぜか上手くいかず15XRPが紛失してしまいました。返金先はXUMMにする事をお勧めします。

11.「Destination」に返金先XRPアドレスを入力して「Next」をクリック
12.「Confirm Transaction」が表示されXUMMにトランザクションの確認が送信される

13.XUMMのアカウントにトランザクションの確認が来るので「受け入れる」をクリック
14.アカウント削除の内容を確認して「継続する」を選択
15.FaceIDでトランザクションの認証を実施
16.「署名しました!」が表示されたら「閉じる」をクリック

17.XRP Toolkitに以下の画面が表示されたら無事にアカウントの削除が完了

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