Songbird FinanceのEXFIトークンの概要とイールドファーミングで稼ぐやり方

Songbird Finance(ソングバードファイナンス)の概要

Songbird Financeは、Flare Networkで展開されるFlare FinanceのSongbird版になります。2021年9月30日にExFi(Experimental Finance)としてβ版がローンチした後、本格稼働の際に「Songbird Finance」 に改称される予定です。Flare Financeは、SongbirdのExNetとFlare NetworkのMainNetの両方に展開し、ExNetはFlare Financeのユースケースを継続的に開発及びテストするプラットフォームとして活用されます。このデュアルプラットフォームのアプローチにより、多くリスクをExNetに任せ、テスト済みの製品をMainNetで安心して展開する事が可能になります。

初めにExFiのβ版では、FlareX、FlareFarm、FlareLoansの3つの商品でスタートします。プラットフォームに参加すると、Flare Financeから割り当てられた1,000,000 DFLR(0.90%)を獲得する事が出来ます。2022年1月6日にɣ版がローンチすると、この報酬がDFLRからSFINに切り替わります。更にクロスチェーンアセットブリッジツールであるFlareWrapが起動すると、Songbird FinanceのワラップドトークンのX-Assetsがスタートします。

セキュリティと監査

Songbird Financeのコードは、他のDeFiプロジェクトからのフォークではなく完全にゼロベースで開発しています。Flare Financeのコードは、基本的にSongbird Financeがベースになります。彼らはVCからの投資なしで、CertiKTrail of BitsHalbornの3社のセキュリティ監査に25万ドル以上を投資しています。

評判の高い監査済みのプロジェクトであっても、スマートコントラクトに資金を預けることは常にバグや虚弱性のリスクを伴います。CeFiとDeFiは異なります。資金はCeFiと併用して運用し、失っても良いと思う金額以上は、絶対に預けないようにしましょう。

Tokenomics(トークノミクス)

Songbird Financeでは、Songbird NetworkのエコシステムトークンとワラップドトークンX-Assetsに加え、以下の2つのオリジナルトークンを活用し、ガバナンス、手数料、リワードを提供します。

  1. EXFI(Flare Finance版のYFLR)
  2. SFIN(Flare Finance版のYFIN)
1) EXFI

EXFIは、プラットフォームのメイントークンです。全ての製品で利用され、FlareXとFlareFarmでの利用に主眼を置いています。初期の使用例としては、FlareXでの手数料代替トークンとしての役割、SFINをファームする為のプライマリ・ステークトークン、提案や新規上場トークンを決める投票に利用されるセカンダリ・ガバナンストークンの役割などがあります。

総発行数は110,000,000 EXFIで、その内の40,000,000 EXFIがSGB保有者にエアドロップされます。スナップショットは2021年12月12日に行われ、2022年1月4日にBitStampを除くSGB(WSGB)を保有している全てのアドレスにEXFIが配布されます。配布比率は1EXFI = 392.9776857232SGBでしたが、Flare財団が受け取った13,464,291.387 EXFIに関しては全てBurnされました。

初期の分配は、以下の通りです。

分配方法割合
DAOオファリング36.36%40,000,000 EXFI
Flare財団-12.24%13,464,291.387 EXFI
Yield Cloud36.36%40,000,000 EXFI
Flare Finance
財団準備金
18.18%20,000,000 EXFI
チーム9.09%10,000,000 EXFI
※割合の小数点第3位以下は切り捨て
2)SFIN

SFINは、エコシステムの主要なガバナンストークンです。立ち上げ時には、1SFINが5億円以上で取引されました。SFINはガバナンスと報酬構造に主眼を置き、エコシステム内の全ての製品で利用出来ます。

SFINの最初の使用例は、LPトークンをFlareFarmにステークする事で取得出来るリワードトークンです。また、FlareLoansとFlareMutualのリリース時には、流動性を促すディストリビューショントークンとして機能します。取得後は、より多くのEXFIを獲得する為にステークしたり、ガバナンス提案の投票権として利用する事が出来ます。

総発行数は11,000SFINで、分配は以下の通りです。

分配方法割合
FlareFarm72.73%8,000 SFIN
FlareLoans9.09%1,000 SFIN
FlareMutual9.09%1,000 SFIN
準備金9.09%1,000 SFIN
※割合の小数点第3位以下は切り上げ
コントラクトアドレス

シグナルプロバイダーのDeFi Oracles

報酬の半分はFlareLoansでCAND発行の担保として利用される

Flare Financeは、独自のシグナルプロバイダーであるDeFi Oraclesを運営し、FlareIndexという他のブロックチェーン上の開発者向けにインデックス付きデータの提供を予定しています。あなたが、FlareLoans、FlareX、FlareFarmなどのコントラクトに預けたSGB(WSGB)の投票権は、基本的にこのDeFi Oraclesに委任されます。これにより、報酬エポック期間中でもSongbird Financeとシグナルプロバイダーの両方の報酬をカバーする事が出来ます。 DeFi Oraclesへの委任報酬は、通常通り次のエポックが始まる7日後に請求出来ます。

報酬はアルゴリズムステーブルコインCANDの流動性確保へ

Songbird FinanceのDEXには、画期的な仕組みがあります。Flare Financeが運営するシグナルプロバイダーの手数料は、必要最低限の運営費を除き、全てFlareXのSGB/CANDペアに流動性を提供するLPトークンに利用されます。一度DEXに追加されたこの流動性は、絶対に取り除かれる事はありません。この流動性プールから発生する手数料は、MainNetの立ち上げ時にFLRに交換され、Yield Cloudに送金されます。これはExFiの全期間中、Flare Networkがローンチするまで続きます。

なお、現在チームはプラットフォームの開発に専念している為、DeFi Oraclesのシグナルデータの精度が低く、報酬レートも芳しくありません。そこでシグナルプロバイターの手数料を20%から15%に下げ、投票権をDeFi Oraclesと過去1週間で一番報酬レートが高かった他のシグナルプロバイダーに50/50の割合で委任するなど、対応措置を取っています。

<随時情報は追加します>

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