エスシーツ(Aesthetes)の概要とELS(エーリュシオン)のエアドロップの申請方法
Aesthetes(エスシーツ)の概要
Aesthetesは、XRPL(XRP Ledger)上で展開される最初のNFTプラットフォームになります。2022年第3四半期のローンチが予定されおり、物理的なアートとブロックチェーン技術によって、実際の美術品に基づいたNFTの作成が可能なプラットフォームを目指しています。美術品を管理している美術館や博物館などの公共機関は、Aesthetesとの提携によって名画をNFT化する事が出来、取引毎の追加のロイヤリティ収入を得る事が可能になります。投資家は、複数のNFTを対象としたインデックスに投資する事で、NFTに対するエクスポージャーリスクを最小化する事が出来ます。Aesthetesは、RippleXが行うXRPLの助成金プログラム「Grants Wave 2」で、15万ドルを受賞しています。
以下、Aesthetesの6つの特徴になります。
- 正確な選定:注目度の高いアーティストを選定する事で、名作の正確な収集を実現します。
- NFTの実現:作品ごとに、その作品の一部分に相当するNFTを実現します。
- 24時間のグローバルマーケット:一枚一枚のNFTは、世界中のあらゆる場所で瞬時に販売する事が出来ます。
- 保管:最高の品質と安全基準に基づいて作品を管理します。
- Phygital:NFTの投資家は、対応する物理的な作品の現在の状態を知る事が出来ます。
- 透明性の高いプロセス:スマートコントラクトにより、市場操作のない環境で公正な価格設定を実現します。
業界の問題点
歴史的に美術品は常に魅力的ですが、あまりアクセスしやすい世界ではなくニッチな市場になっています。客観的に一般の人々が興味を持っていたとしても、そこに投資をするには難しいとされおり、時間が経つにつれてますます排他的になっています。
また、現在アート業界はデジタル化を目の当たりにしています。パンデミックの影響で、ギャラリーや美術館もバーチャルな展示やオンライン販売を行うようになり、独立したプラットフォームなどで、直接ユーザーに販売出来るデジタル作品にリンクしたNFTも生まれています。 しかし、マーケットでは未だフィジカルアートとデジタルアートが結びついていないのが現状です。
Aesthetesのビジョン
Aesthetesの挑戦は、アートを「民主化」し、「すべての人」が遺産として簡単にアクセス出来るようにし、新しい可能性を切り開くことで市場を支えるエコシステムを構築する事です。これらはすべて、以下の様々なレベルでの作業によって実現されます。
- Phygital:フィジタルとは「Physical」と「Digital」を組み合わせた造語です。プロジェクトは、フィジカルな名作をベースにしたNFTを実現する事で、フィジカルアートとデジタルアートの本質的なつながりを提供します。
- 流動性のある市場:市場の流動性と透明性を高め、誰もが簡単かつ迅速にNFTを売買出来るようにしたいと考えています。
- NFTマーケットプレイス:迅速で安全な取引を可能にするNFTマーケットプレイスを構築します。
- 民主化:民主化は文化を通じたものであり、私達はそのために文化的認識の為のイニシアチブを支援します。
Aesthetesのホワイトペーパーは、コチラからダウンロード出来ます。
Tokenomics(トークノミクス)
AesthetesのユーティリティトークンであるElysian (エーリュシオン) は、XRPLで発行されるIssuance(イシュアンス)です。トークンの名前の由来であるElysianは、ギリシア神話に登場する死後の楽園を意味し、神々に愛された英雄達の魂が暮らす場所とされています。総発行数は10億ELSで、その内の約半分にあたる51%がXRPコミュニティーの希望者にエアドロップされます。残りのトークンの内訳は、プラットフォームのパートナー採用プログラムに10%、NFTステーキングのインセンティブに20%、将来の準備金として10%が分配されます。
以下、アロケーションの詳細です。
アロケーション | 割合 | 供給数 | |
エアドロップ | 51% | 510,000,000 | |
パートナー採用プログラム | 10% | 100,000,000 | |
NFTsステーキングと リワードプログラム | 20% | 200,000,000 | |
将来の準備金 | 19% | 190,000,000 |
エアドロップの申請方法
エアドロップの参加希望者は、2021年10月21日までに申請手続きを行う必要があります。エアドロップはXRPの保有数に関わらず、XRPLのアカウントでトラストラインの設定をした希望者全員に5,643.84047ELSが配布されます。実際のELSの配布は2021年11月14日までに行われ、取引所への上場は2021年Q4を予定しています。
なお、2022年3月30日、6月30日、9月30日に3度のスナップショットが行われ、Songbird Networkで展開されるAthena(アテナ:ATH)と呼ばれる2番目のトークンが、ELSの保有量に基づいて1対1の割合でxATHとしてエアドロップされます。エアドロップを受け取るには、9月30日までにコチラの専用ツールを活用し、XRPLとSongbirdウォレットを紐づける署名手続きを行う必要があります。
XRPLのアカウントをお持ちでない場合
基本的にエアドロップへの参加は、取引所のアカウントでは申請が出来ません。XRPLのアカウントをお持ちでない場合、別途XRPLに対応したウォレットを作成する必要があります。なお、初期のXRPLのアカウントのアクティベートには10XRPの準備金が必要です。以下のページを参考に、XUMMなどでXRPLのウォレットを開設して下さい。
トラストラインの設定方法
具体的な申請手続きは、以下のElysian(ELS)の発行アドレスの情報を基に、XRPLのアカウントでトラストラインの設定を行うだけです。なお、トラストラインの設定には2XRPの準備金が必要です。
Elysian(ELS)の発行アドレス情報
- Issuer:rHXuEaRYnnJHbDeuBH5w8yPh5uwNVh5zAg
- Currency(Token currency cod):ELS
- Limit:100000000
トラストラインの設定手続きに関しては、以下のページを参考に行って下さい。
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