SundaeSwapのSUNDAEトークンの概要とイールドファーミングで稼ぐやり方
SundaeSwap(サンデースワップ)の概要
SundaeSwapは、2022年1月20日にβ版がローンチしたカルダノネットワークの分散型取引所(DEX)です。AMM(Autometed Market Maker)モデルを採用し、アルゴリズムによって流動性プールとカルダノ上のデジタル資産の交換を実現します。DEXの他にも、ステーク、貸出、借用などのサービスが利用出来る予定です。SundaeSwapを開発するSundaeSwap Labsは、2021年6月7日に設立された米国のサンフランシスコベイエリアに本社を置く法人です。プロジェクトのサンデーの由来は、アイスクリームにチョコレートや果物シロップをかけた米国生まれのデザートから来ています。2021年9月には、IOGが出資するベンチャーキャピタルWave Financialが運営するcFundがリードし、Alameda Research、Double Peakなどから合計130万ドルの資金調達に成功しています。
SundaeSwapは、EthereumのUniswapやSushiSwap、Binance Smart Chain(BSC)のPancakeSwapなどに似ていますが、他のチェーンのDEXとは若干異なる動作をします。カルダノのDEXは、EthereumのアカウントモデルとBitcoinのUTXOモデルの革新的な試みとして、eUTXO(Extended Unspent Transaction Output)モデルを実装します。
セキュリティと監査
SundaeSwapでは、IOGと長年に渡って協力関係があるセキュリティー企業のRuntime VerificationやHaskellに定評のあるMLabsと契約し、スマートコントラクトの監査を行います。
評判の高い監査済みのプロジェクトであっても、スマートコントラクトに資金を預けることは常にバグや虚弱性のリスクを伴います。CeFiとDeFiは異なります。資金はCeFiと併用して運用し、失っても良いと思う金額以上は、絶対に預けないようにしましょう。
ホワイトペーパー
以下、 SundaeSwapのホワイトペーパーになります。
Tokenomics(トークノミクス)
SundaeSwapには、議決権を持つガバナンストークンであるSUNDAEがあります。トークンには、主に以下の3つのユーティリティが存在します。
- ガバナンス:ガバナンスを通じてプロトコルの構築に参加する事によって報酬を獲得出来ます。トークンを別のアドレスに委任する事も可能。
- 利益分配:まだ正確なメカニズムは発表されていませんが、利益はエコシステムのメンバーに分配されます。
- 割引料金:SUNDAEトークンを使って、取引手数料の割引を受ける事が出来ます。
SUNDAEトークンの配布構成
トークンはDEXのローンチ時にミントされ、はじめに総供給量の5%がISO(Initial Stake Pool Offering)を通してユーザーに提供されます。総発行数は2,000,000,000 SUNDAEで、供給量の55%が一般配布に割り当てられています。配布構成の内訳は、ユーザーに50%、ISOに5%、チームに25%、将来の雇用の為に5%、投資家に13%、アドバイザーに2%が与えられます。
ISOはDEXのローンチ時に開始されます。SUNDAEトークンは1エポックに付き1%ずつ、2022年1月20日-2月14日の5エポックに渡って参加者に提供されます。SundaeSwapのISOでは、ADAを追加する毎に獲得出来るトークンが減るクジラの影響を押さえる分配モデルが導入される予定です。
ローンチ後はLPトークンを作成し、任意のペアに流動性を提供する事で追加の報酬を獲得する事が可能です。その後はイールドファーミングやフィーシェアリングなど、DEXに導入される予定の機能を通じて更なる報酬を獲得する事が出来ます。
なお、CardStarterとのトラブルや分散化を阻害したISO批判に対して、それぞれ総発行数の1%にあたる20,000,000 SUNDAE(合計:40,000,000 SUNDAE )が、CSWAP保有者とリバースISOを通してコミュニティーに分配されます。SUNDAEトークンは、Bitrue、MuesliSwap、SundaeSwapで購入する事が可能です。
Initial Stake Pool Offering(ISO)とは、ステークプールのステーキングを通じて開発プロジェクトにブロック報酬を提供し、委任者はその代わりにプロジェクトトークンを受け取る仕組みです。SundaeSwapコミュニティーが2021年4月に考案し、カルダノエコシステムで広く導入されています。
以下、SUNDAEトークンの配布構成になります。
ホルダー | 割合 | 量 | 権利確定期間 |
一般配布 | 50% | 1,000,000,000 | – |
Initial Stake Pool Offering (ISO) | 5% | 100,000,000 | – |
チーム | 25% | 500,000,000 | 4年 |
投資家 | 13% | 260,000,000 | 2年 |
将来の雇用 | 5% | 100,000,000 | – |
アドバイザー | 2% | 40,000,000 | 2年 |
権利確定付きトークンの販売スケジュール
割り当てられたトークンの一部は権利確定付きで、4年(チーム)または2年(投資家/アドバイザー)のスケジュールでリリースされます。トークンには権利確定スケジュールに加えて、合意された販売スケジュールが設定されています。
年数 | チーム | 投資家/アドバイザー |
1年目 | 125,000,000 | 150,000,000 |
2年目 | 250,000,000 | 300,000,000 |
3年目 | 375,000,000 | – |
4年目 | 500,000,000 | – |
<随時情報は追加します>
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