Crypto.comの概要とレンディングで年率最大12%の金利を稼ぐやり方

Crypto.com(クリプトドットコム)概要

Crypto.comは、2016年に設立された香港に本社を置く企業です。全世界で500万人以上にサービスを提供しており、スタッフは600人以上。『世界のクリプトカレンシーへの移行を加速させる』をビジョンに5年以内にCrypto.comのエコシステムを1億ユーザーに到達させることを目標に掲げています。

Crypto.comは、モバイルアプリとVISAカードを使って、新しい決済システムを構築するプロジェクトとしてスタートしました。MCO Visaカードの発行は、2018年10月にシンガポール、2019年7月にアメリカ、2020年5月にヨーロッパへ拡大。Crypto.com Coin(CRO)という、ユーティリティートークンとして独自通貨も発行しており、現在は以下3つの事業を軸にエコシステムを拡大しています。

  1. 支払い:Crypto.com Pay, Visa Card
  2. 取引:Crypto.com App, Crypto.com Exchang
  3. 金融サービス:Decentralized Finance Products, Crypto Earn, Crypto Credit

またセキュリティおよびプライバシー保護に尽力しており、Crypto.comはISO / IECを備えた世界初の暗号通貨会社です。

MCO Visa Card
セキュリティーと保険

あなたの暗号資産は100%コールドストレージで保管されます。カストディアンはYouHodlerと同じく、Ledgerと戦略的パートナーシップを結んでおり、LedgerVaultと統合しています。保険の補償額に関しては、2020年5月にユーザーの増加に対応する形で3億6000万ドルに拡大しました。以下、Crypto.comのホームページより。

コールドストレージ

ユーザーの暗号通貨の100%はオフラインのコールドストレージで保管されています。

Crypto.comは、暗号通貨とブロックチェーンアプリケーションのためのセキュリティとインフラストラクチャソリューションの世界的リーダーであるLedgerと戦略的パートナーシップを結び、HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)とマルチシグネチャー技術を活用して、機関レベルのカストディソリューションであるLedger Vaultを統合しました。

Crypto.comは、Lloyd’s Syndicate 2012において、Arch Underwritingが主導する1億ドルの直接保険契約を獲得しました。これはCrypto.comが保管パートナーであるLedger Vaultのコールドストレージ資産に対して確保した最大の保険です。この新しい保険契約により、Crypto.comのクリプトカレンシー保険の総額は、カストディアンを経由した直接および間接的な補償を含めて3億6000万ドルになりました。これにより、300万人を突破したばかりのCrypto.comのユーザーベースのセキュリティ保護が大幅に拡大し、物理的な損傷や破壊、第三者による窃盗からの保護が可能になります。

ホットウォレット

ホットウォレットに保有されている資金はすべて企業資金であり、HSM(ハードウェア・セキュリティ・モジュール)やマルチシグネチャー・キー生成技術を活用しています。これらの資金は主に、お客様からの日々の引き出し要求を円滑にするために使用されます。

現金

Crypto.comでは、お客様の不換紙幣を安全で規制されたカストディアンの銀行口座に保管しています。お客様が米国在住の場合、お客様の米ドル残高は、最大25万米ドルまでFDIC保険でカバーされています。お客様は銀行口座の通貨の所有権を保持しています。つまり、お客様の不換紙幣はCrypto.comまたはその債権者によって請求されることはありません。

Crypto.comのホームページより
ステーブルコインは年率最大12%、暗号通貨は6.5%~

2019年5月に開始された、Crypto.comのレンディングサービスにあたるCrypto Earnは、モバイルアプリで利用する事が可能です。あなたは暗号通貨を預けて利息を稼ぐことが出来、預け入れ可能資産はステーブルコインも含め28種類に対応しています。預入時に選択できる保有期間は、フレキシブル、1ヶ月の固定期間、3ヶ月の固定期間の3種類があります。

預金通貨フレキシブル1ヶ月3ヶ月
CRO2%4%6%
BTC1.5%→2%3%→4.5%4.5%→6.5%
ETH2.5%→3.5%3.5%→4.5%4.5%→5.5%
USDT, DAI6%→8%8%→10%10%→12%
XRP, BCH, LINK, BNB, LTC, ADA, EOS, XLM, XTZ, ATOM, VET,
NKR, OMG, COMP, ALGO, BAT, ERD, ICX, KNC, EGLD, ENJ, MANA, CLER
0.5%→1%1%→2%2%→3%
※各レートは2020年11月7日現在のもの

優遇金利を受け取るには、少なくともMCO Visaカードを作って25,000CROを6ヶ月間Stakeしなければなりません。つまりカードのランクは、真ん中のRoyal IndigoとJade Green以上が必要になります。

さらに250,000CRO以上をStakeしているCrypto.comプライベートメンバー(MCO Visaカードで左から2番目のFrosted Rose Gold、Icy White以上)は、すべての定期預金に対して追加で2%の利息(CROで支払われる)を享受出来ます。

なお、この6ヶ月間のCRO StakeとCrypto Earnの固定期間(1ヶ月、3ヶ月)は全く異なるものなので注意が必要です。カードが発行されていない国や持ちたくない場合は、25,000CROを残高に保持して、直接サポートチャットで連絡すれば対応してくれるそうです。

CROをStakeしているユーザーは、レンディングの利率アップ以外に様々なカード特典が得られる

預金制限額は最大で2,000,000ドルです。CROのStake量に応じて3段階に分かれており、全ての預金を合わせた金額が以下の米ドル相当の範囲内である限り、複数の種類の預金を持つことが可能です。 

CRO Stake最大金額(米ドル相当)
2,500,000CRO2,000,000ドル
250,000CRO1,000,000ドル
2250,000未満500,000ドル
Crypto.com Coinとは

Crypto.com Coin(CRO)は、Crypto.comネイティブチェーンのクロスアセット仲介通貨決済を可能にします。世界22の取引所で利用可能です。Crypto.comエコシステム全体を強化し、支払い、取引、金融サービスのユースケース全体にユーティリティを提供します。あなたがCROを持つメリットは、エコシステム内で以下のような様々な特典を享受出来るようになる事です。

  1. 支払い:MCO Visaカードとモバイル決済の特典の利用。Crypto.comのチェーンネットワークにバリデータとして参加して報酬を受け取る事も可能。
  2. 取引:Crypto.com Exchangeとアプリ決済で、手数料の割引、収益の増加、シンジケートと呼ばれる優先的なトークンの割り当てイベントへの参加が可能。
  3. 金融サービス:Crypto EarnとCrypto Creditでの優遇金利。

CROはCrypto.com Exchange、Bittrexなどで購入する事が可能です。ホワイトペーパーはコチラから確認出来ます。

MCOとCROの統合の流れ

Crypto.comの前身である2016年6月に創業したMonaco社は、2017年6月にMonacoトークン(MCO)でICOを行い2,670万ドルの大型の資金調達に成功しました。その後、2018年7月に現在のCrypto.comにリブランドを行いました。

2018年11月に発表されたCROは、翌月からこのICOで発行されたMCOの保有者に、総発行数の10%が半年間に渡りAirdropされました。最終的に2つの別々の機能を持つトークンは、「MCO Swap Program」によって、2020年11月2日の期限をもってCROに統合されました。

Crypto.comのビジネスモデル

さて、あなたのレンディングの対価として支払われる金利は、どのように捻出されるのでしょう。Crypto.comのモバイルアプリでは、Crypto Earnというレンディングのような預金サービスがある一方、Crypto Creditというローンサービスも提供しています。こちらは保有している暗号通貨を担保にする事で、ステーブルコイン(TUSD、PAX、USDCまたはUSDT)を借入をする事が出来ます。現在Crypto.comでは、Crypto Creditで借り手から年率8%~12%の金利を徴収し、Crypto Earnで貸し手に年率0.5%~12%の金利を払っています。

Crypto Creditの通常の借入金利は12%ですが、25,000 CROのステークで借入金利が8%になる優遇制度があります。固定返済スケジュールがない為、月々の延滞料がありません。借り手はの利息は毎日U午前12:00UTCに請求され、クレジット期間の開始から12か月以内にいつでも任意の金額を返済出来ます。但しLTVが85%のしきい値を超えると、担保が全てが清算されます。

担保資産25,000 CRO ステーク2,500 CROステークあり
またはステークなし
BTC, CRO, XRP, ETH, LTC, EOS, XLM, ADA, ALGO, ATOM, VET, LINK, WBTC8%12%

現時点のCrypto Earnの金利の原資は、Crypto Creditだけでなく、取引手数料、VISAカード、トークンの販売などの収益が考えられますが、個人的にはエコシステムがCROのStakeにかなりの比重を置いていると感じる為、ICOを含めたCRO&MCOの販売益がその中心だと思われます。

Crypto Creditは、シンガポール、フランス、ドイツ、香港特別行政区、マルタ、スイス、英国、アメリカ合衆国などの市民および居住者は利用する事が出来ません。

レンディングの手順

まずCrypto.comのCrypto Earnを開始するには、モバイルアプリをダウンロードする必要があります。

Crypto.com App 25ドル紹介プログラム
現在、Crypto.comではモバイルアプリをダウンロードして2,500CROをStakeすると、25ドル分のCROが貰える紹介プログラムを行っています。※CROはクレジット/デビットカード、暗号ウォレット、または銀行振込を介してアプリで購入出来ます。

よろしければ、コチラの紹介リンクからご登録頂くか、紹介コード『rq5stz3s68』をお使い下さい。

紹介キャンペーン参加の流れ

  1. 紹介リンクもしくは招待コード『rq5stz3s68』を入力して登録
  2. KYCを完了させる
  3. ウォレット内にロックされた25ドル分のCROボーナスを確認
  4. 赤いMCO Visaカードを予約し2,500CROをStake
  5. サインアップボーナスのロックの解除
入金の手順

登録が終わったらすぐに2段階認証を行いましょう。次にCrypto Earnを初める前に、レンディングを希望する通貨をモバイルアプリのウォレットに入金する必要があります。以下が入金フローになります。

1.Transferをクリック
2.Depositをクリック
3.Cryptoをクリック
4. 預け入れを希望する通貨を選択して表示されたアドレスへ入金

レンディングの手順

それでは実際に預金サービスを初めてみましょう。

利息の計算は、毎日00:00:00 UTCに行われます。利息は預金通貨と同じ通貨で7日毎に支払われ、すぐに使用出来るようになります。但し、フレキシブルタームの利息は預金をした翌日から適応されます。預金期間の途中でCROのStakeもしくはUnstakeした場合、年利は変更されます。

1.AccountsからCrypto Earnをクリック
2.ページ右上の「̟」をクリック
3.リストから預けたい通貨を選択
4.3つの中から預ける期間を選択

5.チェックボックスにチェックを入れて規約に同意して「Continue」をクリック
6.預ける金額を入力して「Deposit」をクリック
7.内容を確認して「Confirm」をクリック
8.「Crypto Earn」で契約内容を確認

Crypto.com Exchangeの手順

PC版の暗号通貨取引所「Crypto.com Exchange」では、ウォレットに残高を保持するだけで報酬が獲得出来る、ソフトステーキングを提供しています。利率はCrypto Earnのフレキシブルと同じく低いですが、コミットメント期間を必要とせず、毎日21:00:00 UTCから23:59:59 UTCの間にあなたが保持する通貨残高のスナップショットに基づいて報酬が与えられます。

すでにCrypto.comモバイルアプリに登録している方
Crypto.com Exchangeの登録はコチラから行えます。サインアップの際に画面上部の「Continue as Crypto.com App user」から手続きを行い、Crypto.comアプリと同じメールアドレスで登録すれば、簡単に連結が出来ます。その際はKYCは不要です。

Crypto.comモバイルアプリにサインアップしたのと同じメールアドレスを使用してください。

毎日の報酬は、Earnings HistoryのSoft Stakingで確認出来、00:00:00 UTCから数時間以内にトークンの残高に配布されます。なお100,000CRO以上のステーキングを行っている人には追加の報酬が適用されます。

Earn Daily InterestのトグルをONにする

ソフトステーキングを有効にするには「Earn Daily Interest」のスイッチをON

最後に

Crypto.comは、仮想通貨バブルに沸いた2017年にICOを行い、日本円で約30億2千万円の資金調達に成功しました。私の最初の印象は、『いつもCoinMarketCapに広告出してるけど何の会社なんだろう』というものでした。当初は本社が香港という事もあり、あまり良い印象を持てなかったのでレンディングサービスも利用せずにいました。2018年10月にシンガポール向けにVisaカードを発行した当時は、費用対効果の悪そうなタクシーによるラッピング広告を大規模に市街で展開していました。

今年に入って貸出先を増やす目的で再度調べて利用し始めましたが、意外にもしっかりした会社なのかも知れないという事に気づきました。しかしながら、正直サービスが多くて分かりずらい。私だけかも知れませんが、最初のVISAカード作成時の6ヶ月間のCRO Stakeと、Crypto Earnの3ヶ月の固定期間を同じ類のものだと勘違いして暫く利用していました。これらは全くの別物ですので注意して下さい。

またユーザーがかなりの勢いで増えている影響からか、依頼したVISAカードが手元に届いたのはなんと申し込んでから3か月後でした。届いたカードのデザインはかなりイケてます。なお引っ越しによる再配達やカードのアップグレードには50SGDの手続き費用がかかります。レンディングレートが魅了的ではなくなったことあり、一旦資金は引き上げる事にしましたが、キャシュバック付きのVISAカードは利用してみたいので、引き続き動向だけは追って行きたいと思います。

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