Nexoの概要とレンディングで年率最大12%の金利を稼ぐやり方
Nexo(ネクソ)概要
Nexoは2007年創業のヨーロッパのFinTech企業である、Credissimoが作った世界最大規模の暗号通貨融資企業です。Credissimoは世界で最初のローン申請用のチャットボットを開発した企業で、10年以上のオンラインレンディングの自動化の経験を持っています。独自のオペレーションモデルの中核をなすのは、オンラインでの即日融資承認、リスク管理、回収システムを組み込んだ高度なアルゴリズム・プラットフォームです。この製品は、どの国、規制環境、言語、通貨でも動作するように最適化されており、同社の継続的なグローバル展開をサポートしています。Credissimoは、2014年にブルガリア証券取引所にIPOを果たしましたが、翌年2015年にMBOで非公開化を行っております。
一方Nexoは、Credissimoのオンラインレンディングのノウハウと経験に支えられていますが、独立した法人です。Credissimoの無担保消費者ローン事業と比較して、Nexoはより単純なローン引受および管理モデルを実行しています。Nexoは2018年4月にサービスを開始して以来、150万人以上のユーザーが利用しています。
またNexoはCredissimoと共に世界四大監査法人のデロイトによって監査されており、EUのライセンスを保持した規制に準拠した金融機関になります。Nexoはなぜ未上場企業なのに監査法人と契約しているのかと言うと、将来NASDAQやニューヨーク証券取引所などの証券取引所に上場するという非常に野心的な計画があり、この目標を達成するための前提条件として財務監査が行われております。Nexoはプラットフォーム内での暗号通貨の交換機能も導入し、現在M&Aによる銀行免許の取得も計画しているようです。
セキュリティーと保険
Nexoのユーザーは暗号通貨やステーブルコインをアカウントに預けると、世界でも有数のカストディアンであるBitGoのマルチシグのコールドストレージによって安全に管理されます。2019年3月に導入されたこの提携により、Nexoの預かり資産の95%以上がその対象となっています。仮に盗難されたとしてもBitGoが加入するロイズシンジケートによって提供される1億ドルのカストディアン保険でカバーされます。
また2021年2月にはLedger Vaultとも提携したことにより、Arch UK Lloyds of London syndicateが提供する最大1億5千万ドルのカストディアン保険も追加されています。このレポートによれば、現在までのNexoの保険の補償範囲は合計3億7500万ドルに拡大しており、2021年度中にはさらに10億ドル以上まで増やす計画との事です。
ステーブルコインは年率8%、暗号通貨は4%、NEXOで受け取りなら最大12%
現在NexoのレンディングサービスEarn on Cryptoでは、ステーブルコインや法定通貨も含め22種類のアセットに対応しています。従来はステーブルコインのみの取り扱いでしたが、2020年6月より暗号通貨も開始しました。通常はステーブルコインは8%、法定通貨と暗号通貨は4%ですが、2020年の12月9日より預金ウォレットのNEXOトークンの保有比率に応じて金利が段階的にアップする、ロイヤルティプログラムが導入されています。毎月暗号通貨を無料で引き出せる回数(1回-5回)も、このランクに応じて決まっています。なお2021年3月5日には固定期間システムも導入されています。以下、その概要になります。
- ベース: NEXOトークンは必要ありません
- シルバー:少なくともポートフォリオ残高の1%がNEXOトークンで構成されている必要がある
- ゴールド:少なくともポートフォリオ残高の5%がNEXOトークンで構成されている必要がある
- プラチナ:少なくともポートフォリオ残高の10%がNEXOトークンで構成されている必要がある
さらにNEXOトークンでの支払いを受けることを選択すると、すべての資産に対して+2%、さらに固定期間(Fixed Terms)を選択すると追加のボーナス利息が受け取れます。世界的にこれだけの低金利の中、150万人以上のユーザーが利用しているのも頷けます。
通貨 | ベース | シルバー | ゴールド | プラチナ |
BTC, ETH, XRP, BCH, LTC, EOS, LINK, XLM, TRX, PAXG, BNB, ADA, SOL | 4% (6%) | 4.25% (6.25%) | 4.5% (6.5%) | 5% (7%) |
固定期間(1ヶ月) BTC, ETH, XRP, BCH, LTC, EOS, LINK, XLM, TRX, PAXG, BNB, ADA, SOL | 5% (7%) | 5.25% (7.25%) | 5.5% (7.5%) | 6% (8%) |
USD, EUR, GBP | 4% (6%) | 4.25% (6.25%) | 5% (7%) | 6% (8%) |
固定期間(3ヶ月) USD, EUR, GBP | 8% (10%) | 8.25% (10.25%) | 9% (11%) | 10% (12%) |
USDT, USDC, PAX, TUSD, DAI, HUSD | 8% (10%) | 8.25% (10.25%) | 9% (11%) | 10% (12%) |
NEXO | 7% | 7% | 7% | 7% |
固定期間(3ヶ月) NEXO | 9% | 9% | 9% | 9% |
固定期間(12ヶ月) NEXO | 12% | 12% | 12% | 12% |
NEXO Buyback Program(買戻しプログラム)
NexoはNexonomicsの一環として、2020年12月3日に1,200万ドル(約12億5千万円)のNEXOトークンのBuyback Programを開始しました。Nexoは、NEXOトークンが大幅に過小評価されていると考えてるようで、Buyback Programは市場でトークンの流動性を高めることで価格変動を抑え、トークン保有者には価値が上昇し続けるという安心感を与えます。
各買戻しは、買戻し後最低12か月間権利が確定します。権利が確定すると、買い戻されたトークンは、再ロックまたは撤回され、利息およびキャッシュバックの支払い、分散型取引所の流動性供給、および配当金の分配に使用されます。会社の成長と市況に応じて、将来の買戻しに追加の予算が割り当てられる場合もあります。
以下、Buyback Programの仕組みです。
- Storage(保管): 完全な透明性を確保するために、買い戻されたNEXO トークンは、この公開されたERC-20アドレスで確認できる投資家保護準備金(IPR)に保管されます。IPRにロックされたトークンは配当の対象外となるため、配当金の分配の際にはNEXOトークン保有者にとってより有益なプログラムとなります。
- Vesting(べスティング): 各買い戻しは、買い戻し後最低12ヶ月間の権利確定の対象となります。
- Once vested(権利確定後):買い戻したトークンは、利子やキャッシュバックの支払い、配当金の分配、分散型取引所での流動性の提供に使用するために再ロックしたり、引き出したりすることが出来ます。
- Future buybacks(将来の買い戻し):企業の成長や市場の状況に応じて、将来の買い戻しのための追加予算が割り当てられる場合があります。
NEXOトークンの概要
NEXOトークンは、ERC20系で総発行数は1,000,000,000 NEXOです。2018年3月5日-3月31日に行われたICOでは、総発行数の52.5%にあたる525,000,000 NEXOがETHとBTCで販売され、52,500,000ドルの資金調達を行っています。その他のトークンの内訳は、アルトコインを担保にした融資開始資金のリザーブが25%、コミュニティ構築とエアドロップに6%が使用され、アドバイザーなどのリーガル費用などに5.25%が割り当てられました。創業者およびチームには11.25%が分配され、スマートコントラクトによる権利確定付きで48ヶ月(4年)に渡って6ヶ月毎に配布されます。基本的にNEXOのディストリビューションには、スマートコントラクトによる適切な権利確定構造が導入されています。
なお、集めた資金の使い道はローンのポートフォリオの拡大資金(80%)がほとんどで、その他開発に8%、オペレーション費用に7%、マーケティングに5%が割り当てられました。
以下、ホワイトペーパーになります。
ディストリビューション | 割合 | 総供給 | 流通量 (56%) | 権利確定 (44%) | 権利確定期間 | |
ICO(投資家) | 52.5% | 525,000,000 | 525,000,000 | 0 | ー | |
ローン資金の準備金 | 25% | 250,000,000 | 0 | 250,000,000 | 1年 | |
創設者チーム | 11.25% | 112,500,000 | 0 | 112,500,000 | 4年 | |
コミュニティ構築とエアドロップ | 6% | 60,000,000 | 10,000,000 | 50,000,000 | 1.5年 | |
アドバイザー(リーガル、PRなど) | 5.25% | 52,500,000 | 25,000,000 | 27,500,000 | 最大1年 |
NEXOはSEC準拠の配当受け取り型セキュリティトークン(デジタル証券)
Nexoは規制に準拠している数少ない暗号通貨企業の1つで、このトークンセールも米国のSECに登録されています。NEXOトークンはデジタル証券として株式のように機能し、会社の純利益の70%はより多くのInstantCryptoCreditLines™に資金を提供するために再投資され、残りの純利益の30%は配当資格要件を満たす保有者に配当金として支払われます。またトークン保有者は、NEXOトークンをステーキングする事で、通常13.9%のところランクに応じて年間12.9%, 8.9%, 6.9%で借入が出来ます。
配当金は米ドルで計算され、BTC, ETH, NEXOまたは米ドル対応のステーブルコインにてNexoウォレットで支払われます。配当金を受け取るには、配布日10日前の権利落ち日にNexoウォレットに保持もしくはステークする必要があります。
Nexoでは、NEXOトークンに対する長期的な投資家の信頼に報いるとともに、配当落ち日前後の市場のボラティリティを低下させる為、配当分配手法に関して以下の2つのアプローチを使用しています。
- 基本配当-NEXOトークンの保有に比例してすべての適格なトークン保有者に支払われます。
- ロイヤルティ配当-配当前の日付から次の日付までのNexoウォレット内の保有期間に基づいて、 NEXOトークンごとに個別に支払われます。ロイヤルティ配当のシェアは、任意の期間に分配される配当総額の3分の1以上です。
現在年間1回以上の配当を約束しており、今後は毎月の配当が行えるよう目指しています。以下、過去の配当実績になります。NEXOトークンは、FTX、 Bitrue、Bitfinex、Huobi Global、Uniswapなどで購入する事が出来ます。
この年1回の配当金方式は、2021年6月8日に行われたガバナンス投票によって、毎日最大12%APYの金利を受け取るDaily Interestプログラムに統合されました。これにより、NEXOトークンのセキュリティトークンの側面を排除され、大手取引所へのリストが期待されています。
実施日 | 配当金額 |
2018年12月15日(7か月間) | 912,071.00 |
2019年8月15日 | 2,409,574.87 |
2020年8月15日 | 6,127,981.39 |
2021年6月16日 | 20,428,359.89 |
【よく読まれる人気記事】
Nexoのビジネスモデル
さて、あなたのレンディングの対価として支払われる金利は、どのように捻出されるのでしょうか。Nexoでは、InstantCryptoCreditLines™というローンサービスを提供しています。こちらは暗号資産を担保に、現金やステーブルコイン(USDT, USDC)を最低50ドルから最大200万ドルまで申請から3分以内に借りられるサービスです。現在Nexoではロイヤルティプログラムに応じて、InstantCryptoCreditLines™で借り手から年率13.9%~6.9%の金利を徴収し、Earn on Cryptoで貸し手に年率4%~12%の金利を払っています。
ローンサービスの金利は、Nexoとポートフォリオの比率に基づいて4つの階層の中からいずれかが適用されます。利息は利用分と借入日数分のみ、毎日00:00CETに未払いの残高に追加されます。
- ベース: NEXOトークンは必要ありません。ローン残高の利息は13.9%
- シルバー:少なくともポートフォリオ残高の1%がNEXOトークンで構成されている必要があり、ローン残高の利息は10.9%
- ゴールド:少なくともポートフォリオ残高の5%がNEXOトークンで構成されている必要があり、ローン残高の利息は8.9%
- プラチナ:少なくともポートフォリオ残高の10%がNEXOトークンで構成されている必要があり、ローン残高の利息は5.9%
InstantCryptoCreditLines™ | ベース | シルバー | ゴールド | プラチナ |
金利 | 13.9% | 12.9% | 8.9% | 6.9% |
各担保資産のLTV(Loan To Value)比率は、Nexoブロックチェーン・オラクルのアルゴリズムによって、資産の現在および過去のボラティリティと市場の流動性に応じて動的に決定されます。Nexoのアカウント内では、それぞれの暗号資産に対する個別のクレジットラインによってどれだけのお金が借りれるかを確認することが出来ます。以下は、Nexoプラットフォーム上で担保として利用可能な10種類の暗号通貨のLTV比率になります。
担保資産 | LTV |
BTC, ETH | 50% |
BCH, LTC, EOS, LINK, XLM, TRX, BNB, ADA | 30% |
NEXO | 15% |
業界初のリアルタイム監査
Nexoは、2021年9月23日に米国の大手監査法人の一つであるArmanino LLPと契約し、リアルタイムでNexoの保有資産が確認出来るサービスを導入しました。この第三者機関であるArmaninoが提供する世界初のTrustExploreサービスによって、リアルタイムでNexoの資産と負債に関する証明を提供します。監査レポートは、こちらのページでダウンロードする事が出来ます。
InstantCryptoCreditLines™のローンの主な貸し出し先
コインテレグラフの広告記事によれば、金利を支払う為の原資は、投資家から集めた資金を下記の事業者などへ貸し出す事によって捻出されているようです。
不動産のトークン化が殆ど進んでいない中で、借入を行う側も基本的に資金を持っていないと借りることさえ出来ないというのが現状です。そん中、一体誰がお金を借りているんだと殆どの方が真っ先に疑問に思うでしょう。現状、仮想通貨企業が銀行などに口座を開く事もままならない中で、貸出先は下記のような界隈の企業を対象としているというのが、正直な実態なのかも知れません。
2020年3月にコロナショックの影響で世界のマーケットは50%以上下落しましたが、Nexoのローン事業もその波に呑まれ、当時ローンの帳簿のほぼ全てが清算されたそうです。
1. 仮想通貨投資家:自身がもっている仮想通貨をNexoへ預け入れることでNexoが融資を実行する。Nexoから資金を借りる場合は年5.9%の金利を投資家は支払う必要がある。
2. ヘッジファンド:仮想通貨やICOヘ投資をしたヘッジファンドは値上がりを待ちたいがため、保有している仮想通貨を売らずにNexoへ預け入れる。Nexoは融資を実行することでヘッジファンドから金利を得られる。
3. ICO・仮想通貨企業:仮想通貨で資金調達したお金を市場で売らずにNexoへ担保で預け入れることで、流動性がある資金を確保でき、経営する際に必要な経費を捻出できる。
4. 仮想通貨採掘者(マイナー):マイニングをする際の経費や機器代をマイニングしたBTCなどの仮想通貨を売らずにNexoに担保で預け入れることで捻出できる。世界でマイニング事業者は多く存在しており、他者よりも多くマイニングするためには設備投資が必要だ。Nexoはそれらの企業へ融資を実行し金利を得ている。
5. 仮想通貨取引所:仮想通貨取引所はNexoから資金を調達することで必要資金の捻出やマージン取引やトレードサービスの原資にしている。
6. ゲーム・VRユーザー:世界に22億人のゲーマーがいると言われていて、ゲーム内でアイテムなどに課金している。ゲーム内アイテムの市場価値は5兆円といわれていて自身がもっているアイテムを売り将来使用するという機会損失につながるよりも、Nexoに保有している仮想通貨を預け入れることで即時融資を受けられる。
COINTELEGRAPH JAPAN PR記事
25ドル分のビットコインが貰えるキャンペーン実施中!
2021年7月14日より、Nexoは100ドル以上の資産を入金した方を対象に、10ドル分のBTCが貰えるキャンペーンを開始しました。2021年11月5日から始まったキャンペーンでは、2021年12月31日までは特別に通常の2.5倍の報酬が受け取れます。こちらの紹介リンクから新規アカウントを作成し、KYCを完了後、100ドル以上の暗号資産をチャージ。少なくとも30日間保管すれば、25ドル分のビットコインが貰えます。
レンディングの手順
それではNexoの口座を開設して、実際にEarn on Cryptoでレンディングを初めてみましょう。Nexoのレンディングは至ってシンプル。預金ウォレットに送金するだけです。金利は入金の翌日から適応され、毎日自動的に複利で運用されます。なおセキュリティー面から2段階認証を設定しないと、入金が出来ない仕組みになっています。以下、レンディングの手順になります。
1.ページをスクロールして預けたい通貨のトップアップをクリック
2.表示された入金アドレスの宛先タグに送金
③
3.ページ上部のトランザクションでは毎日朝方報酬が支払われ、自動で複利で運用されている事が確認出来る
NEXOトークンで報酬を受け取る場合
NEXOトークンで支払いを受けることを選択すると、すべての資産に対して+2%のボーナス利息が受け取れます。以下MEXOトークンでの受け取り手順です。
① ②
1.ページ右上の「人のマーク」からマイプロフィールへ
2.設定を選択し、デフォルトの「同じ通貨での利息の支払い」から「NEXOトークンの利息支払い」に変更
固定期間の場合:XRPの場合
NEXOでは、2021年3月5日より固定期間システムを導入しました。この固定期間を選択すると、毎日複利で運用され、期間終了後にすべての金利を受け取る事が出来ます。以下、固定期間の選択手順になります。
① ②
1.貸付したい通貨の右に表示されているウォレットのマークをクリック
2.預金ウォレットの一番下に表示されている「Fixed Terms」をクリック
③ ④
3.金利を確認してAmountに貸し付けしたい量の入力し「Create Term」をクリック
4.XRP Active Fixed Termsに新しく表示されたら完了
出金の手順
今度は資金の引き出しを行ってみます。1日の出金額には限度があり、KYCの認証状況によって異なります。基本認証だけであれば1日20,000ドル、詳細認証まで完了すると1日500,000ドルに引き上げられます。出金はホットウォレットの残高にも影響されますが、ほとんどの場合数分以内(最大12~24時間以内、まれにそれ以上)に処理されます。なお出金手数料は、ロイヤルティプログラムのランクに応じで、ひと月に無料で利用出来る回数が決まっています。以下、出金手順になります。
① ②
1.ページをスクロールして引き出したい通貨の引き出しをクリック
2.出金先アドレスと引き出し額を入力
③ ④
3.2段階認証のコードを入力して引き出しを行う
4.登録したメールアドレスに認証リクエストが送信されるので「引き出しを確認」をクリック
⑧
5.引き出しの状況はページ上部のトランザクションより確認が可能
国際送金による現金(フィアット)の出金手順
NEXOは、2021年6月よりNexo Exchangeサービスを開始しました。この機能により、プラットフォーム上で取り扱う暗号通貨と現金間の即時交換が可能になりました。自国の取引所で扱っていない暗号通貨や金利として受け取ったNEXOトークンを現金化し、国際送金を活用して直接あなたの銀行口座に入金する事が可能です。これにより、今後は他の暗号通貨への交換や自国の取引所などを迂回して現金化する必要はありません。
Exchangeの手順(NEXOトークンの場合)
Nexoで取り扱っている現金は、USD、EUR、 GBPの3つです。USDTやUSDCなどのステーブルコインでは銀行口座へ送金出来ないので、両替の際には注意して下さい。ここでは、NEXOトークンをUSDに交換する手続きを説明します。
① ②
1.ページ上部の「Exchange」から「仮想通貨の売り」を選択
2.交換したいNEXOトークンの数量を入力し受け取り通貨にUSDを選択後「取引をプレビュー」をクリック
③ ④
3.交換レートを確認したら「交換」をクリック
4.両替の完了
銀行口座の登録
次に、あなたの銀行口座の情報を登録します。振り込み口座の名義は、NEXOに登録されているあなたの名前と完全に一致する必要があります。未登録の銀行口座や自分の名前ではない口座を使用した場合、送金は拒否され、パートナーの銀行により10ドルの手数料が差し引かれる場合があります。銀行口座の情報には、海外送金の為の国際規格であるSWIFT/BICコードが必要です。
以下、銀行の口座情報の登録手順になります。
① ②
1.USDの「トップアップ」をクリック
2.内容を確認して「理解しました」をクリック
③ ④
3.銀行がある国を選択
4.SWIFT/BICコードなどの銀行の詳細とあなたの住所などの情報を入力
⑤
5.以上で口座情報の登録は完了
国際送金の手順
最後に国際送金の手順になります。私のシンガポールでの経験では、送金された資金はその日の内に受け取れますが、通常1〜3営業日以内に着金するようです。Nexoでは、国際送金に手数料を請求しませんが、銀行とその仲介銀行が処理手数料を適用する場合があります。送金された現金は、自動的に現地通貨建てで受け取る事が可能で、今回の場合は米ドル(USD)を送金してシンガポールドル(SGD)で受け取っています。
今回の実績:Nexoで深夜に8,333.52 USDを送金して、午後にはシンガポールの銀行口座で1,1201.08 SGDを受け取れていました。当日の市場レートは1SGD当たり0.737078 USDでしたが、0.743992 USDで受け取れた事になるので誤差の範囲内と言えます。
以下、国際送金の手順になります。
① ②
1.USDの「引き出し」を選択
2.引き出し口座を選択して、決済理由にはDeposit to bank accountsなど何らかの理由を入力し「引き出し」をクリック
③ ④
3.2段階認証のコードを入力して引き出しを行う
4.登録したメールアドレスに認証リクエストが送信されるので「引き出しを確認」をクリックして完了
最後に VIPリレーションシッププログラム
非公開ではあるようですが、富裕層にはVIPリレーションシッププログラムとして専任のマネージャーが付きます。通常他社のケースではレンディングレートのUPの話が中心ですが、こちらは大口の取引をまとめる店頭取引(OTC)デスクの利用、暗号通貨を購入する為だけに優遇された特別なローン商品「Portfolio Booster」など他のサービスが含まれます。
但し、基本的には彼らのNEXOトークンを絡めての提案であり、販売促進が主な内容といった印象です。資料を上げるのはやめておきますが、もし今後公に出来る何か面白い話があれば追記して行きたいと思います。
【よく読まれる人気記事】
カルダノステークプール【OBS】
暗号通貨革命では、カルダノステークプール(ティッカー:OBS)を運営すると共に、皆様に役立つ有益な情報を無償で提供して行きます。ADAステーキングを通しての長期的なメディア&プール支援のご協力の程、何卒よろしくお願い致します。
昨年からNEXOでレンディングをしているものです。
これまでNEXOの運営に拙い英語で質問し確認していたことが明確でわかりやすいマニュアルになっていてただただ感謝です。
借り入れした場合、担保で取られた分の暗号通貨の利息はもう獲得出来なくなるんでしょうか?
0%APRでステーブルを借りてそれをステーキングして利息を追加でさらに貰おうとしたんですが、預けてた分の暗号通貨の預金ウォレット残高が0になってて、これは前から預けてた分の利息はもう入って来ないって事なんですかね?
借りて利息を増やそうとしても意味ないですか?