カルダノボルテールの概要とプロジェクトカタリストの投票アプリCatalyst Votingの使い方(投票方法)

Caradon Voltaire(ボルテール)期の概要

現在仮想通貨の時価総額で6位の規模を誇るCardano(カルダノ)は、大きく分けて5段階の開発構成になっています。各開発期間は特定の機能に基づいて設計されており、複数回のコードリリースによって実現されます。現在は2020年7月30日にアップデートされた、2番目のCaradon Shelley期に該当します。従来のカルダノ財団、インプットアウトプットグローバル(IOG:旧IOHK)、エマーゴ(EMURGO)のトロイカ体制から、ステークプールへのインセンティブスキームを通じてブロックチェーンの分散化が行われています。カルダノは、完全に分散化が完了する2021年3月頃には、他の大規模ブロックチェーンプロジェクトの50~100倍の分散化が進むと期待されています。

  1. Byron(バイロン):基礎
  2. Shelley(シェリー):分散化
  3. Goguen(ゴーグエン):スマートコントラクト
  4. Basho(バショウ):スケーリング
  5. Voltaire(ボルテール):ガバナンス
投票システムとトレジャリーシステムの導入

今回説明するProject Catalyst(プロジェクトカタリスト)は、この最終段階にあたるVoltaire期のカバナンス機能と密接に絡み合っています。従って、まずはVoltaireについて解説したいと思います。

Voltaireのカバナンス機能は、カルダノネットワークが自立したシステムになるための最後のピースです。投票システムとトレジャリーシステムが導入され、あなたはステークと投票権を使って、ネットワークの将来の開発に影響を及ぼす決定に参加することが出来ます。トレジャリーシステムとは、カルダノの「長期に渡る持続可能なエコシステムの開発」を目的にする資金であり、すべてのトランザクションは利用料として課税され、ステーキング報酬の20%がプールされます。このプールされた資金の使い道は、カルダノコミュニティの投票プロセスに従って決定されます。この投票システムには、提案の作成、投票、参加を促すインセンティブ構造が含まれおり、既存のステーキングや委任に使用されるプロセスが活用されます。

この投票システムとトレジャリーシステムが搭載されることによって、初めてカルダノは真に分散化を果たす事になり、IOGの管理下にあるすべての権限をコミュニティに引き継ぐ事が出来ます。Voltaireは、グローバルな分散型意思決定を可能にする基本的な構成要素をカルダノエコシステムに提供します。

Project Catalyst(プロジェクト カタリスト)の概要

しかし、いきなりコミュニティに意思決定を任せるのには非常に大きなリスクが伴います。そこでカルダノでは、Project Catalyst(プロジェクトカタリスト)という実験的なパイロットプロジェクトをVoltaire期に入る前に行っています。カタリストとは、触媒を表し、相手に刺激を与える人などを意味し、相場の世界では上昇のきっかけとなった出来事などを指します。

このプロジェクトの目的は、資金調達メカニズム能力を応用し、カルダノのコミュニティ内にプロジェクトの提案と投票権を組み合わせて、オープンで民主的な文化の確立を目指す事です。あなたはコミュニティメンバーの一員として、カルダノのための将来の開発を提案するだけでなく、カタリストのオンチェーン投票プロセスを通じて、資金提供の対象となるべきプロジェクトを決める、意思決定に参加する事が出来ます。

すでにプロジェクトカタリストの参加登録者数は1,700名を超えており、これはEthereum上の上位100のDAO(分散型自律組織)のすべてを合わせたユニーク投票者数を上回っています。カルダノのプロジェクトカタリストは、世界最大の分散型イノベーションファンドを目指しています。

投票権は各参加者の保有するADAの量に比例し、ADAが多ければ多いほど意思決定への影響力が大きくなります。あなたは投票に参加しても、通常のステーキング報酬には影響を与えません。投票した参加者は、さらにインセンティブとして追加の報酬を得ることが出来ます。投票期間中は、全てのトークンはロックされます。これは取引所などの悪意のある第三者が、特定の提案に資金を与える影響を防ぐ為です。

Catalyst fund(カタリスト ファンド)

IOGはテストファンドのFund0とFund1を立ち上げ、2020年9月には本格的にコミュニティが生み出すプロジェクトに資金を提供する新たなステージFund 2をスタートしました。このFund 2には最大25万ドル(2千6百万円)相当のADAが割り当てられ、11の提案に対して資金が分配されました。今後のFund3以降では6週間毎に新しいファンドが立ち上がり、金額も倍の50万ドル(5千2百万円)相当のADAが、提案者、投票者、そしてコミュニティアドバイザーに分配されます。

投票システムのプロセス
イノベーションプラットフォームにおけるキャンペーンのタイムライン

プロジェクトカタリストの提案内容は、Innovation platform(イノベーションプラットフォーム)またはモバイル投票アプリのいずれかで確認出来ます。まず提案者、アドバイザー、投票者などのプロジェクトへの参加を希望するユーザーは、イノベーションプラットフォームへの登録が必要です。イノベーションプラットフォームは、コミュニティが提案者をインスパイアするためのブレインストーミングフォーラムとして機能します。アイデアの提案や議論段階に参加する際には、ADA保有者である必要はありませんが、実際のモバイルアプリでの投票には少なくとも2,950ADA(2021年2月25日現在)が必要です。

プロジェクトカタリストの流れ

具体的な提案から投票までの流れは、以下の段階的なプロセスを通じて行われます。(例:DAppの作成の場合)

  1. インサイト共有:コミュニティのメンバーは、課題に対する彼らの見解を共有するよう求められます。メンバーは、次の質問のいずれかに答えることができます。課題にうまく対処することはあなたにとってどのように見えますか?どの指標を追跡する必要があると思いますか?チャレンジへの対応として、どのようなDAppを作りたいですか?提案者に提供したい特定のアドバイスや支援はありますか?この課題に採用すべきだと思う他のプロジェクトのベストプラクティスはありますか?提案を提出する前に、提案者にチェックアウトすることをお勧めする有用なリソースは何ですか?この挑戦があなたに呼び起こす野生の考えはありますか?
  2. アイデア:フォーカスグループが形成され、アイデアを提出し、コメントし、提出への関心を表明します。
  3. リファイン:コミュニティメンバーは提案にフィードバックを提供し、提案の進化を支援します。
  4. ファイナライズ:アイデアチームは、アイデアに関する詳細を提供するよう求められます。質問に答え、アイデアを洗い出し、実装の提案に絞り込みます。
  5. 評価:コミュニティアドバイザーは、実現可能性、監査可能性、および影響の3つの基準に基づいて提案をランク付けします。
  6. 投票者ディスカッション:登録済みの有権者が投票アプリの提案に投票します。フォーカスグループは、提案のメリットについて話し合い、提案者に質問を投げかけます。
  7. チャレンジ探索アーカイブ:チャレンジ探索からの視点

チャレンジに関する議論の後、提案を希望する参加者は公に素案を提出します。コミュニティからのフィードバックを受けた後、提案者は企画を練り直し、最終的に仕上げる機会が与えられます。提案の準備が整ったら、コミュニティアドバイザーとして採用された専門のレビュワーグループが、各提案がいかにチャレンジに対応しているかについて採点します。

投票は取引のように効果的に機能し、すべての参加者が賛成または反対の二択で行うことが出来ます。投票後、プロジェクトの提案は投票数に基づいて採点され最終候補が残ります。次に、最終候補の提案をスコアに従ってランク付けし、上位の提案からファンドの資金が使い果たされるまで順番に資金が提供されます。意思決定プロセスを段階に分割する戦略により、改善の優先順位について合意に達する事が可能になります。

Project Catalyst の参加前に

プロジェクトカタリストに参加するには、まずイノベーションプラットフォームに登録した後、投票アプリCatalyst Voting(カタリストボーティング)をインストール後、ダイダロスもしくはヨロイウォレットから有権者登録を行う必要があります。以下にこの3つの作業について説明します。

1)イノベーションプラットフォームへの登録

プロジェクトの参加を希望する全ての人(提案者、アドバイザー、投票者など)はまずイノベーションプラットフォームへの登録が必要です。ここでは最新のチャレンジテーマが確認できます。なおアイデアの提案や議論への参加には、ADA保有者である必要はありません。まずはコチラをクリックしてサイトにアクセスしてみましょう。

1.イノベーションプラットフォームにアクセスしたら右上の登録するをクリック
2.メールアドレスを入力してアカウントを作成

3.メールアドレスを入力してアカウントを作成
4.届いたメールアドレスをクリックして6桁の認証コードを入力

5.認証が終わったらパスワードを設定して「次へ」をクリック
6.名前とユーザー名を作成しタイムゾーンを選択、あなたに当てはまる定義を選択して「保存」をクリック

7.管理画面のトップページでは、現在行われているキャンペーンが確認(今回はDAppの作成をクリック)
8.現在行われているキャンペーンの内容とスケジュールとなるタイムラインが確認出来る

2)投票アプリCatalyst Voting(カタリスト・ボーティング)のインストール

次に、プロジェクトカタリストに提案された資金調達希望プロジェクトに投票するアプリ、Catalyst Voting(カタリストボーティング)をインストールします。有権者登録は、この専用アプリとダイダロスもしくはヨロイウォレトに表示されるQRコードと連携して行います。

1.Catalyst Votingは、iOS、Androidのアプリに対応しています。

2.iOSユーザーはApp Store、AndroidユーザはGoogle Playの公式ページからアプリをダウンロードします。

iOS版の手順

以降はiOSの手順で進めます。

1.「入手」をクリック
2.右へ2回スクロール
3.「LET’S START!」をクリック
4.この画面が表示されたらインストール完了

ダイダロスとヨロイウォレットでの設定

プロジェクトカタリストの投票に参加するには、2,950ADA以上が保有されているウォレットが必要です。なお、この投票に参加しても通常のステーキング報酬には影響を与えません。一人に付き1ウォレットで参加が可能で、有権者登録を行った参加者には、追加でインセンティブとして7万ドル相当のADAによる報酬が分配されます。参加者の報酬は、あなたのステークと参加者の総ステークという2つの要因によって変わり、投票終了後に付与されます。報酬額の計算方法については、こちらの記事をご覧ください。

現在、プロジェクトカタリストはヨロイモバイルには対応しておりません。ここでは、ダイダロスとヨロイウォレットの2通りのやり方を紹介します。

1)ダイダロスウォレットの手順

詳細は、以下のページの「Project Catalyst への投票」をご覧下さい。

2)ヨロイウォレットの手順

詳細は、以下のページの「Project Catalyst への投票」をご覧下さい。

<随時情報は追加します>

カルダノステークプール【OBS】

暗号通貨革命では、カルダノステークプール(ティッカー:OBS)を運営すると共に、皆様に役立つ有益な情報を無償で提供して行きます。ADAステーキングを通しての長期的なメディア&プール支援のご協力の程、何卒よろしくお願い致します。

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