AI主導の部分準備型アルゴリズムステーブルコインCogito(コギト)とCGVトークンの概要

Cogito Protocol(コギト プロトコル)の概要

SingularityNETのスピンオフであるCogitoは、AI主導の部分準備型の「トレーサーコイン(Tracercoin)」という、新しい形のステーブルコインを発行するプロジェクトです。不換紙幣、コモディティ、その他の伝統的な金融商品に依存せず、相対的な安定性を実現する為に設計された、初のアルゴリズムによるデジタルアセットになります。このアセットは、社会的進歩、環境的進歩、技術的成長など、世界的な人間開発の側面を定量化した合成指標にソフトペッグし、人類の進歩に伴い価値が高まるように設計されています。

Cogitoという名前は、ルネ・デカルト(1596-1650)の第一原理である、ラテン語の「Cogito ergo sum (我思う、故に我あり)」に由来していると思われます。CEOであるCloris Chen(クロリス・チェン)氏は、HSBC、中国銀行(香港)など、国際的な銀行で7年間に渡って金融商品とリスクマネジメントの経験を積み、クリプト業界では3年間のDeFiに注力した経験があります。Cogitoは、DeFi分野と従来のビジネスで利用される、様々な製品の開発を目指しています。

Cogitoの各資産は、その資産がソフトペッグされている合成インデックスに適した様々な資産からなる準備金によって部分的に裏付けられています。追加の安定化は、フィアットベースのステーブルコインの手法や、AI予測分析や強化学習を取り入れた、アルゴリズム駆動型の方法によって提供されます。

トレーサーコインの運用は、 AIベースと従来型のアルゴリズムによる安定化手法に依存するのではなく、最初に完全担保型の段階を経て、動的な部分準備金の裏付けに移行し、純粋なアルゴリズムステーブルコインに関連する多くの問題を回避します。

この準備金には、流動的・非流動的なものがあり、Cogitoのアルゴリズム安定化プロトコル(ASP)は、 自己資本比率(CAR)に基づく自律的安定化機能(ASF)と呼ばれる一般的な技術と新しい技術の組み合わせによって管理されます。DAOメンバーによって合意されプログラムされたルールは、CARがトレーサーコインを安定させる為に部分準備金を調整し、ミンティングとバーニングパラメータや他のメカニズムを実行します。

当初は、GCOINとXCOINと呼ばれる環境と技術の進歩を測る、異なる指標をトレースするトレーサーコインを発売します。これらのトークンは、今後のトレーサーコインと共に、ネイティブトークンであるCGVによって規制されます。このCGVは、ガバナンスとアルゴリズムの安定化メカニズムのサポートに使用されます。

以下、プトロトコルの特徴です。

  1. トレーサーコイン:不換紙幣やコモディティなどに依存せず、人類全体の発展を反映する安定したマクロ指標にソフトペッグされています。
  2. AIによる部分準備型アルゴリズムステーブルコイン:アルゴリズム安定化プロトコルは、自己資本比率に基づく自律的安定化機能によって動的に準備金を管理し、トレーサーコインは担保によって完全に裏付けられることはありません。
  3. ステーキング報酬:トレーサーコインを預けると、トレジャリーが管理する非流動的準備金から生まれる変動利回りを、CGVとステーブルコインの両方で得る事が出来ます。
  4. コミュニティガバナンス:プロトコル全体が「vote-escrowed model」を実装したDAO(AGP:アルゴリズムガバンスプロトコル)によって管理され、非流動的準備金の為のリスクガイダンスを作成します。
ホワイトペーパー

以下、Cogito Protocolのホワイトペーパーになります。

Cogitoの仕組みとCGVトークンの実用性

このプロトコルは、純粋なアルゴリズムや担保付きステーブルコインが抱える問題を回避する為、AIの原理と可変量の部分準備金を用いて、多様な市場環境において効果的な安定化を実現する事を目指しています。

トレーサーコインが動的な部分準備メカニズムに移行し、システムの貨幣速度が上昇すると、基礎となる金融力学はより繊細なメカニズムに変わります。この段階に入ると、プロトコルの準備金がより不安定な暗号通貨を受け入れる事を可能にし、自己資本比率はボラティリティまたはより指数関数的な拡大を処理する為のアルゴリズムに変更されます。

ガバナンストークンのCGVは、これらのメカニズムの利用を規制する重要な役割を果たし、民主的な意思決定と投資家や預金者への報酬を提供します。CGVと初期のトレーサーコインは、ネイティブアセットとしてCardanoに実装される予定ですが(後にHypercycleにも移植される見込み)、ブリッジを使って他のブロックチェーンに拡張する事も可能で、全てのDeFiプロトコルと相互運用が可能になります。

3つのメインプロトコル

トレーサーコインは、流動的準備金と非流動的準備金の比率をコントロールする自己資本比率(CAR)に基づき、CGV保有者によるコミュニティ監督下の基、以下3つの運用の柱で構成されます。

  • アルゴリズム入金プロトコル:Algorithmic Deposit Protocol (ADP)
  • アルゴリズム安定化プロトコル:Algorithmic Stabilization Protocol (ASP)
  • アルゴリズムガバンスプロトコル:Algorithmic Governance Protocol (AGP)

これらは全てトレジャリーリザーブによって管理されます。トレジャリーリザーブは、部分準備を動的に調整する自律的安定化機能(ASF:Autonomous Stabilization Functions)を通じて管理される流動的準備金と非流動的準備金によって形成され、ミンティングやバーニングなど、その他の安定化メカニズムを扱うプログラム規則が適用されます。

1:アルゴリズム入金プロトコル(ADP)

ADPの目的は、様々なリスク許容度を持つユーザーが、カスタマイズ可能な期間でトレーサーコインを預けて、トレジャリーが管理する非流動的準備金から生成される変動利回り(貯蓄率)を得られるようにする事です。この利回りは、CGVとステーブルコインの両方で配布されます。

この預金金利は、システム安定化の金融政策の手段として機能します。市場でトレーサーコインの供給が不足している場合、預金金利を引き下げて流通する供給量を増やします。同様に、供給が過剰な場合にはプロトコルは預金率を引き上げ、流通する供給量を減らします。これらはAIを活用し、事前に供給不足や供給過多を予測して手に負えなくなる前に対処します。

預金者は、Cogitoのプラットフォームやこのプロトコルに対応したDeFiプロジェクトにアクセスするだけで、普通預金、財務省証券、社債から得られるような受動的なリターンを得る事が出来ます。

2:アルゴリズム安定化プロトコル(ASP)

ASPは、人類の進歩を表すいくつかのマクロ指標を追跡し、特定の取引境界内において市場価格を維持する、重要な目標を持っています。アルゴリズムの安定化機能は、CARを調整して安定性を確保します。ASPは、最初にUniswap V2の機能を用いて流動性プールを整備します。このモジュールを使用する事で、SingularityNetとSingularityDAOの強力なトレーディングデスクと独自の自律型AI駆動型エージェントを活用し、常にトレーサーコインの安定性を維持する為にアービトラージが実行出来ます。

プロトコルが利用出来る資本は、以下の3つの供給源が基になっています。

  • 流動的な準備金:準備金の健全な部分は流動資産として保管され、その主なものはUSDC、DAIなどのステーブルコインです。
  • 非流動的な準備金を担保としたローン:非流動的準備金は、低~中リスク資産として、暗号通貨のバスケット(BTC、ADAなど)への投資や、利回り最適化の為に他のプロトコルに提供する流動的な形で保有します。流動性を補う為に資産を担保にクレジットラインを取得し、将来のプロトコル収益を優先して負債を返済します。
  • CGVトークンの販売による収益:CGVはトレーサーコインの価格変動を吸収する為の最後の手段として機能します。所定の財団によるCGVの割合は、システムへの追加バッファとして、トレジャリーリザーブを補う為に確保されます。
3:アルゴリズムガバンスプロトコル(AGP)

最後のプロトコルは、CGVトークンに関するものです。他の多くのプロトコルと同様に、ガバナンストークンの本質的な価値は、トレーサーコインの普及率と相関性があります。エコシステムが成長し、トレーサーコインが健全なCARで高い需要がある場合、非流動的準備金の一部がCGVの購入に使用され、CGV投資家とトレーサーコインユーザー間のインセンティブを一致させる事が出来ます。

トレーサーコインの利用は、トレーサーコインのミント手数料、DEXのアービトラージ、トレジャリーマネジメントによる管理手数料の3つの方法でプロトコルに収益をもたらします。CGV保有者は、トークンをステークして、ステークプールからの収益と、僅かな割合のインフレ報酬を得る事が出来ます。この収益は、CGVを買い戻して流通供給量を減らしてトークンの価値を高める事にも利用出来ます。CGVの価値が上がれば、トレーサーコインは極端な変動イベントに耐えられるようになる為、Cogitoにとってもプラスに働きます。

最後に、このプロトコルはvote-escrowed modelを実装し、インセンティブに沿った分散型自律組織(DAO)を作る事を目指しています。これは、長期的にプロジェクトに対する信頼度の低い大口投資家が、信頼度の高い小口投資家と比較して、不釣り合いな量の投票権を持つ事を防止します。この投票制度は、ユーザーの利益と長期的なプロトコルの発展を一致させるのに役立ちます。

各トレーサーコインとインデックス

Cogitoは、最初に定期的にリバランスされる3つのインデックスを作成し、各々のトレーサーコインに公正価値を反映させます。

  • GCOIN:温室効果ガス排出量、大気質と健康、淡水資源など、環境の進歩を反映するグリーン指標を追跡するGreen Indexに関連します。Cogitoの中で最も変動が少ないコインであり、システムにおけるステーブルコインとして機能し、優先的にCardanoで使用される決済通貨を目指します。
  • SCOIN:医療、民主主義、教育水準など、世界の人々の幸福度を反映する社会指標を追跡するSocial Indexと連動しています。ボラティリティは中程度で、適度な購買力のヘッジを提供する事を目的としています。
  • XCOIN:シンギュラリティに向けての進展を反映する、技術指標を追跡するTechnological Indexと連動しています。3つのトレーサーコインの中で最もボラティリティが高く、リスク志向の高いユーザーに新しいアセットクラスを提供します。

利用されるデータは、世界銀行、OECD、国連など、信頼出来る第三者機関の情報源から入手し、プロトコルレベルの依存性がない、合理的に大規模な定量的指標の加重平均として構築されます。Cogitoの最も重要な付加価値の1つは、トレーサーコインがブロックチェーンのオラクル問題の代替策を提供する事です。プロトコルは、オンチェーンとオフチェーン両方のネットワークに接続されており、1つ又は複数の外部ソースからデータを取得し、インデックスの作成と追跡によってオンチェーンに取り込む事が出来ます。

トレーサーコインの安定化の仕組み

主なこのプロトコルの特徴の1つは、ユーザーが暗号資産を預けてトレーサーコインをミントすると、その暗号資産は自己資本比率(CAR)に基づいて、2つの準備金に分割される事です。

CARは、トレジャリー配分、リスク管理、収益分配、及びプロトコルの成長に実用的な指針を与えるCogitoの核となる本質的要素です。 これは、プロトコルの資本がユーザーを保護し、安定性を確保する為に損失を吸収し、否定的な事象に対抗するのに十分なレベルに保たれている事を保証するものになります。

準備金は流動的な部分と非流動的な部分から構成され、各資産には以下の3つの主要なリスクに基づいて、割引係数が割り当てられています。

  • ファーミングやレンディングなどのステーブルコインに関連するカウンターパーティーリスク
  • 投資価値の減少など損失に関連する市場リスク(全てのトレーディングブック商品に適用)
  • 社内プロセス、人材、システムの不備や障害、あるいは当社システムへのハッキングや不正侵入などの外部事象に起因するオペレーショナルリスク

Cogitoのチームは、プロジェクトのパフォーマンス、過去の価格変動、安全性の実績、その他の要素を含む割引係数を決定する為のスコアカードシステムを開発しました。このスコアカードは定期的に更新され、Cogitoの財務投資委員会が管理し、一般に公開される予定です。同様にプロトコルの負債は、ADPに預けられた預金の期間に応じて時間係数が割り当てられます。

CARは以下のように計算されます。

例:自己資本比率(CAR)の導き方

例えば、準備金に100USDCの流動的準備金、クレジット付きプラットフォーム(例:AAVE)に6ヶ月間預けられた100USDCの非流動的準備金 、及び時価100USDCのBTCの非流動的準備金が含まれているとします。

一方、発行済みのトレーサーコインは300GCOINで、その内の100がユーザーのウォレットに、200がADPに12ヶ月間保管されています。GCOINの価格は1.02USDCです。

流動的準備金の割引率は100%で割引率はありません。中期投資(6カ月~ 12カ月)には95%の割引係数があり、優良なリスク資産には60%の割引係数があります。一方、期間が1年の負債には88%の時間係数があり、この割引率は12%です。これは、将来のキャッシュ フローの現在価値を示す時間価値 (TVM)になります。

流動的準備金 – USDC100 * 100% = 100
非流動的準備金 – USDCは6ヶ月間預金される100 * 95% = 95
非流動的準備金 – BTC100 * 60% = 60
ユーザーウォレットのGCOIN100 * 100% = 100
GCOINは12カ月間預金される200 * 88% = 176
総リスク加重資産 (USDC) 100 + 95 + 60 = 255
総期間加重負債 (USDC) (100 + 176) * 1.02 = 281.5
自己資本比率(CAR) 255 / 281.5 = 90.6%
自律的安定化機能(ASF)の防御メカニズム

CARは、プロトコルのリスク許容度と投資判断に直接影響します。ASFはCARを継続的に監視し、CARが満足出来るレベルに保たれるように、以下の「防御メカニズム」と呼ばれる手法で戦略を調整します。

  • 完全に資産が裏付けられている段階では、CARは90%~110%の間で推移すると予想されます。CARが110%以上の非常に高い場合、ASFは非流動的要素により多くの準備金を割り当て、よりリスクの高いプロトコルや資産に投資し、より高い利回りを生み出します。
  • CARが90%を下回ると、プログラムはリスクオフとなり、より安全な商品に投資します。その間、プロトコルは継続的な収益を流動的準備金に振り分けて資本を補います。
  • CARが更に低下して75%を下回ると、プロトコルは利子の分配を停止し、CARが回復するまで準備金を積み上げます。
  • CARが50%を下回るようなシナリオでは、たとえトレーサーコインのデペッグや故障を正当化出来ないとしても、CARを守る為に内部利益の分配を開始するか、準備金を売り払います。

システムが部分準備として稼働している場合、少なくともCAR比率を50%にする事を目指しています。これはストレステストのほとんどで、実質的な銀行倒産を防ぐ為の安全率となっています。このレートは、BISのバーゼル規制によってCARが最低8%でなければならない従来の銀行よりも、遙かに慎重なものになっています。

アルゴリズム預金プロトコル(ADP) と準備金の管理

ADPは、プロジェクトの長期的なビジョンに関心を持つ預金者に、受動的な収入(貯蓄率)を提供する事を最終目的にしています。報酬はステーブルコインとCGVの両方で、年間パーセント利回り(APY)の形で提供されます。貯蓄率はADPに預け入れる期間によって異なり、長期間の預け入れは非線形に高い利回りでインセンティブが与えられます。

ADPの報酬は、非流動的資金をリスクとボラティリティが異なる、預金プール、PoS報酬、企業間融資、イールドファーミングプール、変動性資産への直接投資など、様々な投資オプションに分散する事で達成されます。

Cogitoの方程式

プロトコルの中核をなす2つの準備金間のスワップは、以下の式で定義されるように、プロジェクトが特定の時間に実行されている CARに基づいて行われます。

例:コギト方程式に基づくADPの準備金の割り振り

例として、Cogitoが最低90%のCARで稼働していると仮定します。ユーザーはトレーサーコインを作成する為に、101USDCを入金します。ミント手数料は1%です。つまり、取引手数料を差し引いた100USDCが準備金になります。この内、流動的準備金はUSDCで構成され、非流動的準備金は2つのリスク資産(割引率95%の6ヶ月のUSDC預金と60%のBTC)で構成されます。

方程式2.1と2.2を解くと、預けた101USDCに対して、アルゴリズムは14.3~25USDCの間でBTCを割り当てる事が出来る事が分かります。暗号通貨市場には成長と後退を繰り返すサイクルがあり、それがユーザーの低ボラティリティコインの保有意欲に大きく影響する事を考えると、この範囲であれば、プロトコルはより柔軟に投資戦略を調整する事が出来ます。

上昇相場では、プロジェクトはよりリスクオンになり、よりリスクの高い資産に投資する事が出来る為、25USDC全てをBTCに割り当てる事が出来ます。一方、市場が低迷している場合、プロトコルはリスクオフとなり、よりリスクの低い資産を保有する可能性が高い為、BTCには14.3 USDCしか投資しない可能性があります。

投資リスク管理

DAOによって形成及び管理されるトレジャリー投資委員会は、リスク評価システムを構築し、プラットフォームのリスク分類を評価・推奨し、プロトコルはプラットフォームのリスクガイダンスに従って非流動的準備金を投資する事になります。

Cogitoでは、その為にプラットフォームの品質を「デフォルトの確率」という概念でモデル化しています。DeFiとCeFiのプラットフォームのデフォルト確率をすぐに入手出来るデータはありませんが、ムーディーズが投資適格と投機適格に企業を分類している事を参考にし、常に少なくともムーディーズの「B」格付けに匹敵する、管理可能なリスクレベルのプロジェクトに投資します。投資委員会は、これらのパートナーの特定と関連するリスク評価の責任を負い、リストはプロトコル内でリアルタイムに更新されます。

なお、リスク管理の基本原則の一つに、単一投資限度額(SIL:Single Investment Limit)があります。これはCARを基準に、低リスク、中リスク、高リスクのプラットフォームへの投資配分を決定するものです。

例えば、95%<CAR<110%の場合、高リスクプロトコルへの配分は、個別には8%、全体には20%を超えてはならず、中リスクプロトコルへの配分は、個別には20%、全体には50%を超えてはならず、低リスクプロトコルへの配分は、個別には40%を超えてはならないとしています。

アルゴリズム安定化プロトコル(ASP) と公開市場操作

第一に、ASPはシステムを安定化させる事を目的としています。当初、トレーサーコインの流動性は、現在主流のAMMDEXであるUniswap v2上のトレーサーコイン/ステーブルコインのペアという形で提供されます。これにより、ASPは流動的な準備金を活用し、定期的にプールのリバランスを行って価格帯をサポートします。

ASFはトレーサーコインの価格が想定される範囲内に収まるように、資本水準、流動性資産と非流動性資産の配分、預金者に提供される貯蓄率などを規制します。市場価格が目標価格を上回っていれば、システムに新しいトークンをミントし、オープンマーケットで販売します。逆に市場価格が境界を下回っている場合は、オープン市場で割安に購入し、ASPに売却する裁定機会が存在します。

市場価格が価格の上限を超えている場合、供給よりも需要が多い状態を示しています。取引境界の制限と実勢CARに基づいて、プロトコルは自動的にトークンの流通数を増やし、AMM曲線で売り、価格を徐々に目標値まで下げます。市場価格が下限を下回る場合、需要よりも供給が多い状態を示しています。プロトコルは流動的準備金を利用してAMM曲線上のトレーサーコインを購入し、トークンの流通数を減らして価格を徐々に目標値まで戻します。

しかし、この自動的な仕組みが何らかの理由で起きなかった場合、アルゴリズムはトークンを償還し、流通する供給量を減らす為に取引コスト、換金手数料、貯蓄率、ステーキング報酬などのパラメータを調整するアクションを取り始めます。

これにより、ユーザーはトークンを保持したり、売却して燃やすインセンティブを得る事が出来ます。また、CGVを使ってトレーサーコインを買い戻す事で、公開市場操作の機会も検討出来ます。このようなメカニズムは、トレーサーコインの価格をサポートすると同時に、アービトラージと取引手数料の恩恵を受け、プロトコルとステークホルダーに価値を生み出します。

<随時情報は追加します>

カルダノステークプール【OBS】

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